2025年11月9日、政治団体「NHKから国民を守る党(NHK党)」党首の立花孝志氏が、兵庫県警により名誉毀損容疑で逮捕された。
元NHK職員として内部告発を行い、「NHKをぶっ壊す!」のスローガンで一躍注目を集めた立花孝志氏。
参議院議員、地方議員を経て、YouTubeを駆使した政治活動で知られる立花孝志氏は、2024年兵庫県知事選挙で斎藤元彦知事を応援する目的で立候補し、対立候補を支援した竹内英明元兵庫県議を「警察の取り調べを受けている」「逮捕される予定だった」などと虚偽情報を拡散した。
竹内英明元県議は誹謗中傷に苦しみ、2024年11月に議員辞職、2025年1月に自宅で死亡。
立花孝志氏の誹謗中傷が竹内英明氏を死に追い込んだとして、遺族が刑事告訴していた。
大阪府泉大津市の団地で育ち、NHK職員から政治家へ、そして逮捕へ──立花孝志氏の波乱の経歴と、誹謗中傷を武器とした政治手法の実態を徹底解説する。
立花孝志のプロフィール

https://news.yahoo.co.jp/
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 立花孝志(たちばなたかし) |
| 生年月日 | 1967年8月15日(58歳・2025年時点) |
| 出身地 | 大阪府泉大津市助松団地 |
| 学歴 | 泉大津市立条東小~泉大津市立小津中~大阪府立信太高等学校卒業(1986年) |
| 現職 | 政治団体「NHKから国民を守る党」党首 |
| 前職 | NHK職員(1986〜2005年)、パチプロ、フリージャーナリスト、船橋市議、葛飾区議、参議院議員 |
| 逮捕歴 | 2025年11月9日、名誉毀損容疑で逮捕 |
| 有罪判決 | 威力業務妨害・不正競争防止法違反・脅迫罪で懲役2年6月・執行猶予4年(2023年確定) |
| 家族 | 離婚歴あり、娘(薬剤師) |
立花孝志氏は、NHK職員として19年間勤務した後、内部告発を経て政界に転身した。
「NHKをぶっ壊す!」というスローガンで注目を集め、船橋市議、葛飾区議、参議院議員を歴任。YouTubeを駆使した独自の政治手法で支持者と批判者の両方を生み出してきた。
2025年11月9日、元兵庫県議・竹内英明氏への名誉毀損容疑で兵庫県警に逮捕された。
詳しい経歴──団地育ちからNHK、政界へ

大阪府泉大津市での生い立ち──複雑な家庭環境
立花孝志氏は1967年8月15日、大阪府泉大津市の助松団地36号棟で生まれた。
父親は普通のサラリーマンだったが、立花孝志氏が5歳の頃に両親が離婚。
以降は父親と3歳年上の姉との3人暮らしとなった。
父親は仕事で家を空けることが多く、姉からは暴力を受けることもあった。
立花孝志氏は小学5年生の時に栄養失調で学校で倒れ、この出来事をきっかけに母親が戻ってきた。
小学5年生から新聞配達のアルバイトを始め、生計を助けるために働き続けた。
泉大津市立条東小学校、泉大津市立小津中学校を経て、大阪府立信太高等学校に進学。
高校時代は実家を出て、風呂なし・トイレなしのアパートで一人暮らしを始めた。
複数のアルバイトを掛け持ちし、空いた時間にはパチンコで生活費を稼いでいた。
NHK入局と19年間のキャリア(1986〜2005年)

1986年4月、18歳の立花孝志氏は高校教師の勧めでNHKに入局。
高卒採用枠での入局であり、立花孝志氏にとっては「人生の大逆転劇」だった。
NHKでのキャリア

https://friday.kodansha.co.jp/
- 1986年4月:和歌山放送局庶務部に配属
- 1991年7月:NHK大阪放送局経理部に異動
- 1992年7月:NHK大阪放送局放送センター(編成)に異動
- 1998年7月:NHK本部報道局スポーツ報道センター(企画・制作)に異動
- 2004年7月:NHK本部編成局(経理)に異動
立花孝志氏は主に経理部門を担当し、NHKの資金の流れを管理する立場にあった。
高卒採用ながら、2001年(34歳)の年収は約850万円、2002年(35歳)の年収は約870万円と、年功序列で安定した待遇を得ていた。
立花孝志氏にとって、NHK職員であったことは誇りであり、現在でも「元NHK職員」という経歴を強調している。
内部告発と依願退職──パチプロへの転身
2005年4月、立花孝志氏は週刊文春でNHKの不正経理を内部告発した。
NHKの関連会社における経費の不正処理や裏金問題を告発したが、同年7月、立花孝志氏自身の不正経理を理由に懲戒処分を受け、NHKを依願退職する。
立花孝志氏は内部告発を「正義の行動」と主張したが、批判的な見方もある。
選挙ウォッチャーのちだい氏は「組織の金に手をつけていたことを内部告発という体でごまかし、被害者ポジションを取っただけではないか」と指摘している。
NHK退職後、立花孝志氏はパチプロとして生計を立てた。
NHK在職中からパチンコで年間1,000万円以上の利益を得ていた立花孝志氏は、退職後8年間、パチンコを「打ち子」を雇う元締めとして組織化し、「チーム立花」と呼んでいた。
2011年、打ち子として雇った少女2人に現金68万円を持ち逃げされたことをきっかけに、パチンコから足を洗った。
政界入りと「NHKから国民を守る党」設立
2011年11月、立花孝志氏はインターネットテレビ「立花孝志ひとり放送局」の放送を開始し、YouTubeチャンネルを開設した。
2012年9月、「立花孝志ひとり放送局株式会社」を設立し、初代代表取締役に就任。
株主を募集しながら増資せず、株主総会も配当もないとして、週刊文春から詐欺行為の疑惑を報じられた。
2013年6月、政治団体「NHK受信料不払い党」を設立し、初代代表に就任。
同年7月、党名を「NHKから国民を守る党」に変更した。
立花孝志氏の選挙歴
- 2013年9月:大阪府摂津市議会議員選挙(落選)
- 2014年2月:東京都町田市議会議員選挙(落選)
- 2015年4月:千葉県船橋市議会議員選挙(当選)
- 2016年7月:東京都知事選挙(落選、船橋市議失職)
- 2017年11月:東京都葛飾区議会議員選挙(当選)
- 2019年7月:参議院議員選挙比例区(当選)
- 2019年10月:参議院埼玉県選挙区補欠選挙(落選、参議院議員失職)
立花孝志氏は、2019年の参議院議員選挙で当選し、NHK党は政党要件を満たした。
しかし、わずか3か月後に埼玉県補欠選挙に出馬し、参議院議員を自動失職した。
「NHKをぶっ壊す!」──YouTubeと炎上政治の手法

YouTubeを駆使した政治活動
立花孝志氏の政治手法の特徴は、YouTubeを駆使した情報発信である。
2011年にYouTubeチャンネルを開設して以来、立花孝志氏は自身の主張を動画で拡散し続けている。
「立花孝志ひとり放送局」と名付けたチャンネルでは、NHK批判、選挙活動、政治家への攻撃、個人情報の公開など、過激な内容を配信してきた。
立花孝志氏のYouTube戦略は、炎上を意図的に引き起こし、注目を集めることで支持者を獲得する手法である。
「NHKをぶっ壊す!」スローガンの拡散
立花孝志氏の代表的なスローガンが「NHKをぶっ壊す!」である。
NHKの受信料制度を批判し、「NHKのスクランブル放送化(受信料を払わない人はNHKを見られないようにする)」を公約に掲げた。
「NHK受信料は払わなくていい」と主張し、受信料不払いを呼びかけたが、実際には受信料契約は法的義務であり、NHKから裁判を起こされて敗訴するケースが相次いだ。
立花孝志氏は「裁判費用は党が持つ」と約束したが、この約束は履行されず、支持者が自己負担を強いられる事態となった。
炎上マーケティングとスラップ訴訟
立花孝志氏の政治手法は、炎上マーケティングとスラップ訴訟(言論封殺を目的とした訴訟)を組み合わせたものである。
主な手法:
- SNSや動画で個人を攻撃し、炎上させる
- 批判者に対してスラップ訴訟を起こす
- 訴訟の過程を動画で配信し、注目を集める
2019年、立川市議会議員の久保田学氏が、フリージャーナリストに「立川市に居住実態がない」と報じられた際、立花孝志氏は久保田氏に代わって訴訟を起こした。
千葉地裁松戸支部は、立花孝志氏の訴訟自体が不法行為であるとして、約78万5,000円の賠償を命じた。
判決では、立花孝志氏の関与を指摘し、スラップ訴訟であることが認定された。
立花孝志氏は週刊誌の取材に対し、「スラップ訴訟は日本では違法ではない」と正当性を述べている。
「2馬力選挙」と当選目的のない立候補

https://article.auone.jp/
立花孝志氏の選挙戦略で特徴的なのが「2馬力選挙」である。
「2馬力選挙」とは、自身の当選を目指さずに、特定の候補者を応援するために立候補する手法。
2024年兵庫県知事選挙では、立花孝志氏は斎藤元彦知事を応援する目的で立候補し、斎藤知事のパワハラ疑惑を追及した百条委員会の委員たちを「黒幕」として攻撃した。
朝日新聞は、専門家(選挙プランナー)三浦博史氏の見解として「本人の当選を目的としない立候補は認めない旨を公選法に明記すべきだ」と報じた。
立花孝志氏の「2馬力選挙」は、選挙制度の抜け穴を利用した政治活動として批判されている。
威力業務妨害と執行猶予中の犯行──2023年有罪確定

NHK契約者個人情報の不正取得と公開
2019年9月、立花孝志氏は東京都杉並区で、NHKの集金業務を請け負っていた会社の元社員と共謀し、業務用端末の画面に表示された個人情報50件を動画撮影した。
同年11月、立花孝志氏は一部修正を加えて個人情報をYouTubeに投稿し、「NHKに個人情報を流出させる」とNHKに迫った。
立花孝志氏は、不正に取得した個人情報を「人質」のようにしてNHKに要求し、自身の政治活動に悪用した。
威力業務妨害・不正競争防止法違反・脅迫罪で起訴
2020年3月14日、NHK党関係先への警察による家宅捜索が行われた。
2020年4月7日、立花孝志氏は書類送検され、同月9日に「不正競争防止法違反(営業秘密侵害罪)」「威力業務妨害罪」で在宅のまま起訴された。
さらに、党を脱退した東京都中央区議を「つぶしに行く」などとYouTubeで発言したとして、「脅迫罪」でも起訴された。
起訴報道の直後、立花孝志氏は「N国党はNHKの業務妨害をするための組織」「自分達は反社会勢力」と自ら発言し、開き直った。
検察側は論告で「不正に取得した情報は50件に上り、結果は重大だ」として、懲役2年6月、罰金30万円を求刑した。
懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決

2022年1月20日、東京地裁は懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。
立花孝志氏側は控訴したが、2022年10月24日、東京高裁は控訴を棄却。
田村政喜裁判長は「情報を人質のようにしてNHKに要求し、自身の活動の際に悪用した」と指摘し、「NHKの社会的評価を低下させる意図があった」と判断。
2023年3月22日、最高裁第3小法廷は立花孝志氏側の上告を棄却し、懲役2年6月・執行猶予4年の判決が確定した。
執行猶予期間は2027年3月22日までである。
執行猶予中の再犯──名誉毀損での逮捕
2023年3月に有罪判決が確定した立花孝志氏は、執行猶予期間中であるにもかかわらず、2024年11月の兵庫県知事選挙で竹内英明元県議への誹謗中傷を繰り返した。
執行猶予中に再び犯罪を犯した場合、執行猶予が取り消され、前の罪の刑罰と新たな罪の刑罰が合算される。
立花孝志氏が名誉毀損罪で有罪判決を受けた場合、懲役2年6月の刑罰に加えて、新たな刑罰が科される可能性がある。
専門家は「実刑になる可能性は高い」と指摘している。
竹内英明元兵庫県議への誹謗中傷と死──2025年逮捕

2024年兵庫県知事選挙と斎藤元彦知事応援

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2024年11月、兵庫県知事選挙が行われた。
斎藤元彦知事は、パワハラ疑惑を巡って県議会の百条委員会で追及を受けていたが、再選を目指して立候補。
立花孝志氏は、斎藤元彦知事を応援する目的で知事選挙に立候補し、「2馬力選挙」を展開した。
立花孝志氏は、百条委員会の委員だった竹内英明県議、奥谷謙一県議、丸尾牧県議らを「黒幕」として攻撃し、SNSや街頭演説で誹謗中傷を繰り返した。
斎藤元彦知事については、以下の記事で詳しく解説している。
竹内英明元県議への「逮捕予定」デマ拡散
立花孝志氏は、竹内英明元県議について以下のような虚偽情報を拡散した。
逮捕容疑の内容:
- 2024年12月13〜14日、大阪府泉大津市長選の街頭演説で「何も言わずに去っていった竹内議員は、めっちゃやばいね。警察の取り調べを受けているのは多分間違いない」と発言
- 2025年1月19〜20日、自身のSNSや埼玉県川越市議補欠選挙の応援演説で「竹内元県議は、昨年9月ごろから兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていました」「竹内元県議は、どうも明日逮捕される予定だったそうです」などと内容虚偽の情報を投稿し、不特定多数に閲覧させた
兵庫県警は、立花孝志氏の発言について「事実無根」と否定した。
しかし、立花孝志氏の支持者たちは、竹内英明氏の自宅住所をSNSで晒し、自宅周辺を徘徊しながら動画配信するなどの嫌がらせを行った。
竹内英明氏の議員辞職と死

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竹内英明氏は、立花孝志氏による誹謗中傷とSNS上での嫌がらせに苦しみ、知事選直後の2024年11月18日に議員辞職願を提出した。
竹内英明氏は、ひょうご県民連合幹部に対し「立花孝志氏に自宅に行くと予告されたり、デマ情報を流されたりして生活が脅かされ、家族を守るために辞職を決断した」と説明。
竹内英明氏は知事選中、周囲に「家から出ることも難しい状況」だと相談していた。
辞職後もインターネット上でデマを流され続け、「2024年末には深刻な状況になっていた」と、竹内英明氏の関係者は語っている。
2025年1月18日、竹内英明氏は姫路市内の自宅の書斎で意識のない状態で見つかり、死亡が確認された。
竹内英明氏は、死去する直前には病院にも頻繁に通っていた。
立花孝志氏は竹内英明氏の死の翌日、2025年1月19日に「(竹内氏が)逮捕される予定だった」「兵庫県警からの継続的な任意の取り調べを受けていた」「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと事実とは異なる内容を動画投稿サイトで発信した。
2025年11月9日、名誉毀損容疑で逮捕
2025年6月、竹内英明氏の妻は、立花孝志氏を名誉毀損の疑いで兵庫県警に刑事告訴した。
竹内英明氏の妻は8月に記者会見を開き、「声を上げないと誹謗中傷はやまない。命を絶った夫の尊厳を守りたい」と訴えた。
2025年11月9日、兵庫県警は立花孝志氏を名誉毀損容疑で逮捕した。
兵庫県警は「政治活動の自由は最大限尊重されるべきだ」とした上で、立花孝志氏の発言は「事実無根で真実相当性がない。罪証隠滅の恐れを考慮した」と逮捕理由を説明。
亡くなった人物に対する名誉毀損容疑での立件は異例である。
立花孝志氏の逮捕後、竹内英明氏の妻はオンライン会見で「ほっとしている。仏前に大きな報告ができた」と語った。
竹内英明氏については、以下の記事で詳しく解説している。
「犬笛」と誹謗中傷の拡散──権力の私物化と民主主義の破壊
「犬笛」手法──支持者を煽動し、攻撃させる
立花孝志氏の誹謗中傷手法は、「犬笛(いぬぶえ)」と呼ばれる。
「犬笛」とは、直接的な攻撃指示はせず、暗に示唆することで支持者を煽動し、攻撃させる手法である。
立花孝志氏は、竹内英明氏の自宅住所を直接公開しなかったが、支持者から住所を入手し、複数回に分けて動画に晒した。
すると支持者の1人は自身のX(旧Twitter)に竹内英明氏の自宅付近の写真を掲載したり、自宅付近を徘徊する様子を動画配信した。
別の支持者はYouTubeチャンネルで40本以上も竹内英明氏を扱う動画を投稿。
立花孝志氏自身は「自分は攻撃していない」と主張できるが、支持者が攻撃を代行する構造である。
岩井清隆氏の自殺と住所晒し

竹内英明氏の事件以前にも、立花孝志氏の「犬笛」によって被害を受けた人物がいる。
岩井清隆氏(1961年2月24日 – 2025年4月9日)は、みんなでつくる党のボランティアスタッフとして活動していた会社員だった。
2024年6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選で、立花孝志氏率いるNHK党が寄付をした人物の求めに応じて卑猥なポスターを選挙掲示板に貼ったことに対して、岩井清隆氏は反対を訴えるオンライン署名の呼びかけ人となった。
2025年1月、立花孝志氏は支持者から岩井清隆氏の住所を入手して複数回に分けて動画に晒した。
すると支持者の1人は自身のXに岩井清隆氏の自宅付近の写真を掲載したり、自宅付近を徘徊する様子を動画配信。
別の支持者はYouTubeチャンネルで40本以上も岩井清隆氏を扱う動画を投稿。
岩井清隆氏は、2025年4月8日に自身のXとnoteに「遺書」を投稿した。
遺書には「私が死を選んだ、選ばざるを得なかった最大の理由は立花孝志です。彼の存在と言動、行状が無ければ、決して死を考えることは無かったと断言します」と記されていた。
2025年4月9日未明、岩井清隆氏は自ら命を絶った。
みんなでつくる党の大津綾香代表は記者会見を開き、「みんなでつくる党のボランティアスタッフが、SNS上での誹謗中傷を受けた末に、自ら命を絶つという痛ましい出来事が起きました」と公表した。
大津綾香氏については、以下の記事で詳しく解説している。
弁護士・ジャーナリストからの批判

立花孝志氏の手法に対して、弁護士やジャーナリストから厳しい批判が相次いでいる。
郷原信郎弁護士の指摘:
「立花氏が竹内元県議の死の直後に、『竹内氏が警察に逮捕されることを苦に命を絶った』などとYouTubeで発言したことについて、『虚偽の事実の摘示』についての『未必的な故意』は十分に認められると考えられ、人の死の直後に、社会的評価を下げる死の理由に虚偽を発信し、それがSNSで大量に拡散したゆえに死者の名誉毀損としての違法性が指摘される」
望月衣塑子記者(東京新聞)の批判
「元兵庫県議・竹内英明氏が自ら命を絶ったとみられている。背景に、立花孝志氏が『犬笛』を吹き続けた結果、SNS上での誹謗中傷がエスカレートしたとの指摘がある」
「立花氏の言動に踊らされて、ネットで誹謗中傷を行ってきた人々は、自分たちの行動が何をもたらしたのかを深く考えてほしい。煽動に乗り、人の尊厳を踏みにじる行為に加担することは、決して許されない。立花氏の言動の数々は、もはや『言論の自由』の範疇を超えた暴力だ」
大橋昌信氏(元NHK党副党首)の証言:
「何度でも言います。立花孝志は息を吐くように嘘をつきます。なんの疑いもなく話を聞くのは愚かであり危険です。客観的な証拠が示されなければ疑う事をしてください」
「断言する。立花孝志は稚拙で金のためなら平気で嘘をつくし騙す詐欺師。己の感情をコントロール出来ずに平気で名誉毀損、誹謗中傷、ネットリンチをするクズ野郎」
「反社会的カルト集団」判決
2024年11月27日、東京地裁はNHK党について重要な判決を下した。
ジャーナリストが、立花孝志氏が代表を務める政治団体「NHKから国民を守る党」について「反社会的カルト集団」とSNSに投稿し、配信動画では「サリンをまかないオウムみたいなもん」などと発言したため、N国側は名誉毀損だとして160万円の損害賠償を求めて訴訟した。
東京地裁はN国の請求を棄却した。
判決では、過去に立花孝志氏が有罪判決を受けたことや、党の役員会で「法律を守らない政党であるということを売りにしたい」などと述べたこと、動画投稿サイトでの「虐殺」発言などが真実だとし、ジャーナリストの表現は「論評の域を逸脱していない」とした。
裁判所が、NHK党を「反社会的カルト集団」と評価することを認めた判決である。
立花孝志の家族とプライベート

離婚歴と娘(薬剤師)
立花孝志氏は、過去に結婚していたが、2005年から2006年頃に離婚。
前妻との間に娘と息子がいる。
2019年3月に配信された立花孝志氏のYouTubeチャンネルに当時26歳の娘が登場し、薬剤師国家試験に合格したことを明かしている。
娘の名前は公美(くみ)氏で、薬剤師として働いている。
近畿大学法学部を経て、青森大学薬学部を卒業し、薬剤師として専門職の道を歩んでいる。
かつて「政治家女子48党」の臨時管理人を務めた経歴もあるようだ。
立花孝志氏は現在独身であるが20歳以上年齢の離れた司法書士の加陽麻里布(かようなりの)さんとの交際が報じられている。

https://twitter.com/
幼少期の複雑な家庭環境
立花孝志氏の幼少期は、複雑な家庭環境で育った。
5歳の頃に両親が離婚し、父親と姉との3人暮らしとなった。
父親は仕事で家を空けることが多く、立花孝志氏は3歳年上の姉から暴力を受けることもあった。
立花孝志氏は、小学5年生の時に栄養失調で学校で倒れ、この出来事をきっかけに母親が戻ってきた。
小学5年生から新聞配達のアルバイトを始め、中学卒業後は実家を出て一人暮らしを始めた。
立花孝志氏は、自伝や動画で「幼い頃から自立を求められる環境で育った」「家庭に居場所がなかった」と語っている。
この複雑な家庭環境が、立花孝志氏の自己主張の強さや独自の政治スタイルを形成する一因になったとされる。
NHK職員時代の不倫
2022年11月10日、立花孝志氏は自身のTwitterに「NHK職員時代に某アナウンサーの元奥様と不倫していた」と投稿した。
NHK職員時代、立花孝志氏は既婚者でありながら、不倫関係にあったことを自ら公表した。
税金滞納と自己破産予告

2024年12月1日、週刊文春が立花孝志氏に「税金を滞納しているのですか?」と質問すると、立花孝志氏は「めちゃくちゃ滞納しています」「お金がないからです。色んなところから12億円借りてる」と認めた。
さらに「いつ自己破産してもいいと思っている」と述べている。
立花孝志氏の金銭管理は杜撰であり、政治資金の使途についても透明性を欠いている。
まとめ──立花孝志と誹謗中傷政治の終焉

https://www.yomiuri.co.jp/
元NHK職員から選挙モンスターへ
立花孝志氏は、NHK職員として19年間勤務した後、内部告発を経て政界に転身した。
「NHKをぶっ壊す!」というスローガンで注目を集め、YouTubeを駆使した独自の政治手法で支持者を獲得してきた。
船橋市議、葛飾区議、参議院議員を歴任したが、いずれも任期途中で辞任し、次の選挙に出馬するという「選挙モンスター」ぶりを発揮してきた。
立花孝志氏の政治活動は、炎上マーケティング、スラップ訴訟、誹謗中傷の拡散を組み合わせたものであり、従来の政治家とは一線を画していた。
誹謗中傷を武器とした政治手法の破綻
立花孝志氏の政治手法は、誹謗中傷を武器とするものだった。
「犬笛」手法で支持者を煽動し、ターゲットの住所を晒し、嫌がらせを代行させる。
この手法によって、竹内英明元兵庫県議は死に追い込まれ、署名活動を行った男性も自殺に追い込まれた。
立花孝志氏は、人の命を奪う結果をもたらしてもなお、誹謗中傷を続けてきた。
しかし、2025年11月9日の逮捕により、立花孝志氏の政治手法は破綻した。
執行猶予中の再犯と実刑の可能性

立花孝志氏は、2023年3月に威力業務妨害・不正競争防止法違反・脅迫罪で懲役2年6月・執行猶予4年の有罪判決が確定していた。
執行猶予期間中であるにもかかわらず、立花孝志氏は竹内英明元県議への誹謗中傷を繰り返し、名誉毀損容疑で逮捕された。
執行猶予中に拘禁刑以上の刑罰が確定した場合、執行猶予は取り消され、前の罪の刑罰と新たな罪の刑罰が合算される。
専門家は「実刑になる可能性は高い」と指摘している。
立花孝志氏が実刑判決を受けた場合、政治活動は事実上終了する。
権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、立花孝志氏の動向を今後も追い続ける。
注目ポイント:
- 名誉毀損罪での判決の行方
- 執行猶予取り消しと実刑の可能性
- 政治活動の継続可能性
- 支持者の動向と責任
- 誹謗中傷を許さない社会の実現
立花孝志氏のケースは、SNS時代の誹謗中傷と政治活動の危険性を示している。
「犬笛」手法で支持者を煽動し、ターゲットを攻撃させることは、民主主義を破壊する行為である。
立花孝志氏自身が「反社会勢力」と自称し、「法律を守らない政党であるということを売りにしたい」と述べていたことは、権力の私物化と法の軽視を示している。
誹謗中傷を武器とした政治手法が、裁判によって断罪されることは、民主主義を守るために不可欠である。
竹内英明氏と、署名活動を行った男性の死を無駄にしないために、誹謗中傷を許さない社会を実現しなければならない。


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