2022年の参議院選挙で岩手県選挙区から初当選し、主婦から弁護士を経て政治家へと上り詰めた広瀬めぐみ氏。
専業主婦として子育てをしながら司法試験に合格し、弁護士として21年間のキャリアを積み、国連で女性の地位について演説した経験を持つ広瀬めぐみ氏は、自民党女性議員の期待の星だった。
しかし2024年2月、カナダ人サックス奏者との「赤ベンツ不倫」が週刊新潮で報道され、さらに同年7月には勤務実態のない公設秘書の給与約350万円を詐取した疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けた──
岩手県盛岡市の旅館業の家に生まれ、11歳で父を亡くし母子家庭で育った広瀬めぐみ氏の経歴、弁護士から政治家への転身、そして不倫スキャンダルと秘書給与詐欺事件の全容を徹底解説する。
広瀬めぐみのプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 広瀬めぐみ(ひろせめぐみ) |
| 生年月日 | 1966年6月27日(59歳・2025年時点) |
| 出身地 | 岩手県盛岡市中央通(実家は小田島旅館、現ホテル小田島) |
| 学歴 | 岩手大学教育学部附属中学校卒業、岩手県立盛岡第一高等学校卒業、上智大学外国語学部英語学科卒業(1991年) |
| 資格 | 弁護士(1999年司法試験合格、2001年弁護士登録、第二東京弁護士会所属) |
| 現職 | 無職(弁護士資格は有罪確定により失効) |
| 前職 | 参議院議員(2022年7月〜2024年8月辞職)、弁護士(2001年〜2022年)、東京家庭裁判所非常勤裁判官(2008年〜2012年) |
| 家族 | 夫(弁護士、盛岡第一高校の同級生)、長男、長女 |
| 派閥 | 麻生派(2023年1月入会) |
| 在宅起訴日 | 2024年8月30日 |
| 有罪判決日 | 2025年3月27日(懲役2年6月、執行猶予5年) |
| 有罪確定日 | 2025年4月11日 |
広瀬めぐみ氏は、専業主婦から司法試験に合格し弁護士となり、さらに政治家へと転身した異色の経歴を持つ。
2022年7月の参議院選挙で岩手県選挙区から自民党公認で出馬し、小沢一郎氏の元秘書を破って初当選を果たした。
しかし2024年2月に不倫スキャンダルが発覚し、同年7月には公設秘書の給与詐欺疑惑で東京地検特捜部の家宅捜索を受け、同年8月に議員を辞職した。
詳しい経歴──旅館業の家から弁護士、そして政治家へ

旅館業の家に生まれ、11歳で父を亡くす
広瀬めぐみ氏は1966年6月27日、岩手県盛岡市中央通で生まれた。
実家は小田島旅館(現ホテル小田島)を営む旅館業の家である。
ホテル小田島は明治30年(1897年)創業の老舗旅館で、盛岡市内でも知られた存在だった。
しかし、広瀬めぐみ氏が11歳の時、父親が病死。
母親は3人の子供を抱えながら一人で旅館業を切り盛りし、広瀬めぐみ氏は母子家庭で育った。
広瀬めぐみ氏は岩手大学教育学部附属中学校を卒業後、1982年4月に岩手県立盛岡第一高等学校に入学。
盛岡第一高等学校は岩手県屈指の進学校として知られている。
高校在学中、広瀬めぐみ氏は1年間アメリカに留学。
1986年4月、広瀬めぐみ氏は上智大学外国語学部英語学科に入学し、1991年3月に卒業した。
上智大学から主婦へ──司法試験への挑戦

1994年11月、広瀬めぐみ氏は高校の同級生である弁護士と結婚。
夫は盛岡第一高等学校で同じクラスだった男性で、東京大学を卒業後、司法試験に合格し弁護士となっていた。
広瀬めぐみ氏は結婚後、専業主婦として生活を送った。
1996年3月に長男、2001年3月に長女を出産した。
しかし、弁護士である夫の仕事を近くで見ていて「面白そう」と思い、主婦をしながら司法試験に挑戦することを決意。
1999年、広瀬めぐみ氏は司法試験に合格した。
2001年、広瀬めぐみ氏は弁護士登録をし、第二東京弁護士会に所属。
新銀座法律事務所に勤務を開始したが、午前9時から午後6時の勤務で子育てとの両立に悩んだ。
弁護士として21年のキャリア

2002年から2008年まで、広瀬めぐみ氏は稲葉法律事務所(稲葉・広瀬法律事務所)に勤務した。
2008年7月、広瀬めぐみ氏は「広瀬めぐみ法律事務所」として独立。
弁護士としての主な経歴:
- 2008年10月〜2012年9月:東京家庭裁判所非常勤裁判官(家事調停官)
- 2012年2月:国連で「日本の女性の地位と状況について」演説
- 2012年4月〜:東京簡易裁判所調停委員
- 2012年10月〜:東京家庭裁判所家事調停委員
- 2018年5月:銀座イースト法律事務所入所
広瀬めぐみ氏は、離婚、親権、面会交流、相続など家事事件を専門とする弁護士として活動。
国際的な家事事件も多く取り扱い、女性・子供・高齢者の権利実現のために活動した。
2022年参議院選挙初当選──小沢王国を崩す

2021年11月27日、自由民主党岩手県連は、翌年の第26回参議院議員通常選挙の岩手県選挙区(改選数1)に広瀬めぐみ氏を擁立することを発表した。
2022年7月の参議院選挙で、広瀬めぐみ氏は自民党公認で出馬。
対立候補は、小沢一郎氏の元秘書である横沢高徳氏(立憲民主党・国民民主党・社民党・共産党推薦)だった。
岩手県選挙区は長年「小沢王国」と呼ばれ、自民党にとって厳しい選挙区だった。
しかし、広瀬めぐみ氏は横沢高徳氏を破り、初当選を果たした。
岩手県選挙区で自民党が議席を獲得するのは約30年ぶりの快挙だった。
2023年1月16日、広瀬めぐみ氏は麻生派(志公会)に入会した。
2024年2月「赤ベンツ不倫」スキャンダルの発覚

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週刊新潮の報道──カナダ人サックス奏者との密会

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2024年2月28日、週刊新潮とデイリー新潮が、広瀬めぐみ氏の不倫スキャンダルを報道した。
報道によると、広瀬めぐみ氏はカナダ国籍のプロサックス奏者アンディ・ウルフ氏と密会していた。
報道内容:
- 2023年10月のある日、広瀬めぐみ氏は東京・渋谷区神宮前のレストランでアンディ・ウルフ氏と食事
- レストランのテーブルの上で手を握り合う様子が撮影される
- 食事後、広瀬めぐみ氏が運転する赤いベンツでアンディ・ウルフ氏を乗せる
- 新宿歌舞伎町のラブホテルに入庫
アンディ・ウルフ氏は、福山雅治やOfficial髭男dismのバックミュージシャンとしても活動する有名サックス奏者だった。
歌舞伎町ラブホテル宿泊からそのまま国会へ

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週刊新潮の報道によると、広瀬めぐみ氏が利用したのは歌舞伎町の最高級クラスのラブホテルだった。
ホテルの特徴:
- ドンペリが置いてある高級ホテル
- 露天風呂付きの部屋
- ホストが常連客を連れてくることでも知られる
広瀬めぐみ氏は宿泊コースで利用し、翌朝チェックアウトした。
そして、前日の服装のまま、チェックアウトから2時間後には参議院予算委員会に出席。
予算委員会では、広瀬めぐみ氏は何度もあくびを繰り返し、終始眠たい様子だったと報じられた。
「しょうがない、撮られてるんだから」──弁護士としての判断

週刊新潮の記者が直撃取材を行った際、広瀬めぐみ氏は以下のように答えた。
取材での発言:
- 記者「これ、掲載はどうしてもするの?」
- 記者「男女でホテルに入っていれば不貞行為を認めざるを得ないので?」
- 広瀬めぐみ氏「弁護士的にはそうですね」
- 記者「ホテルに入ったんですね?」
- 広瀬めぐみ氏「まあ、そうでしょうね。しょうがない、もう撮られてるんだから」
弁護士である広瀬めぐみ氏は、法的には不貞行為が立証されたと認めざるを得ないと判断。
しかし、不貞の真偽については明言を避けた。
地元岩手での批判と自民党の対応
広瀬めぐみ氏は2024年3月5日、自身のSNSで謝罪文を投稿した。
「学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることになり本当に申し訳ない。夫や子供たちにつらい思いをさせてしまった。家族はこんな私を許してくれた。一生かけて夫と家族につぐなっていく」
同日、広瀬めぐみ氏は自民党岩手県連副会長を辞任した。
しかし、参議院議員は辞職せず、自民党からも目立った処分はなかった。
地元岩手では批判の声が上がった。
「せっかく30年ぶりに岩手で自民党が議席を取ったのに、こんなことになって残念だ」
しかし、当時は自民党安倍派の裏金問題で政治が揺れていた時期であり、広瀬めぐみ氏の不倫スキャンダルは大きく取り上げられなかった。
自民党裏金問題で話題、注目されている政治家については、以下の記事で詳しく解説している。
2024年7月秘書給与詐欺疑惑の発覚──東京地検特捜部の家宅捜索

週刊新潮の追及──「幽霊秘書」疑惑の報道
2024年3月21日、週刊新潮3月28日号が発売され、広瀬めぐみ氏の「幽霊秘書」疑惑が報じられた。
報道によると、広瀬めぐみ氏の公設第二秘書として届け出られている女性に勤務実態がない疑いがあった。
「地元事務所では見たことがありません」という地元関係者の証言が報じられた。
2024年4月5日、デイリー新潮は、公設第一秘書の男性と東京事務所に勤務する政策秘書との間の電話の通話記録を掲載。
通話記録から、広瀬めぐみ氏が秘書に給与を上納させていた疑いがあると報じられた。
広瀬めぐみ氏の代理人弁護士は「本件記事は真実に反する報道である」「名誉毀損に基づく損害賠償請求訴訟の提起も辞さない考えである」と抗議文を掲載。
しかし、週刊新潮は追及を続けた。
2024年7月30日家宅捜索──東京地検特捜部の動き

2024年7月30日、東京地検特捜部は、勤務実態のない公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いがあるとして、広瀬めぐみ氏の関係先を家宅捜索した。
家宅捜索の対象:
- 参議院議員会館の広瀬めぐみ氏の事務所
- 岩手県盛岡市菜園にある広瀬めぐみ氏の地元事務所
- 東京都文京区にある広瀬めぐみ氏の自宅
- 岩手県遠野市にある不動産関連の社団法人
東京地検特捜部の捜査により、女性が不正受給したとみられる総額は約400万円に上ることが明らかになった。
国から女性の口座に振り込まれた給与が毎月引き出され、広瀬めぐみ氏が受領していた疑いがあった。
詐欺の手口──公設第一秘書の妻の名義を利用
東京地検特捜部の調べで、詐欺の手口が明らかになった。
詐欺の経緯:
- 広瀬めぐみ氏は当初、長女の名義を使って公設秘書として届け出ようとした
- 夫(弁護士)らに「違法だ」と反対され断念
- 公設第一秘書だった男性の妻の名義を借りることにした
公設第一秘書の男性は東京地検特捜部の事情聴取に対し、以下のように説明した。
「広瀬氏の指示を受け、公設第二秘書として妻の名義を貸した」
「公設第二秘書給与のほぼ全額を広瀬氏に渡した」
広瀬めぐみ氏は、秘書給与を事務所の運営費のほか、飲食代や長女への小遣いなどに充てていた。
週刊新潮の調査によると、広瀬めぐみ氏が代表を務める「自由民主党岩手県参議院選挙区第一支部」の2022年の「少額領収書」には、政治活動とは無縁と思われる支出が大量に確認された。
少額領収書の例:
- グリコポッキーチョコレート 128円
- 明治ガルボチョコパウチ 178円
- ミヤタ ヤングドーナツ4コ 43円
- トミカグミ6コ 108円
毎日のようにスーパーやコンビニ、ドラッグストア、道の駅を利用し、数百円から1000円程度の菓子の代金を「事務所費」として処理していた。
即日離党と議員辞職

2024年7月30日、家宅捜索を受けた当日、広瀬めぐみ氏は自由民主党に離党届を提出し、受理された。
2024年8月30日、東京地検特捜部は広瀬めぐみ氏を詐欺罪で在宅起訴した。
起訴内容:
2022年9月から2023年5月までの9か月間、勤務実態のない女性を公設第二秘書として届け出て、国から給与など計約358万円をだまし取った。
広瀬めぐみ氏は2024年8月に参議院議員を辞職した。
2025年3月有罪判決──懲役2年6月、執行猶予5年

2025年2月6日初公判──起訴内容を認める
2025年2月6日、広瀬めぐみ被告の初公判が東京地裁(石川貴司裁判長)で開かれた。
広瀬めぐみ被告は「間違いございません」と起訴内容を認めた。
被告人質問で、広瀬めぐみ被告は以下のように答えた。
「政治活動にお金がかかり、私財を投じなければ事務所が回らない状況だった」
「国民の信託と信頼を踏みにじってしまった」
広瀬めぐみ被告は、詐欺の「手口」については元国会議員の秘書らから聞いたと述べた。
検察の主張と弁護側の反論

検察側の冒頭陳述によると、広瀬めぐみ被告の犯行動機は以下の通りだった。
検察側の主張:
- 不在だった公設秘書の給与が手に入らないのは惜しいと思った
- 長女の名義を使おうとしたが、「違法だ」と夫らに反対され断念
- 公設第一秘書だった男性の妻の名義を借りた
- 秘書給与を事務所の運営費のほか、飲食代や長女への小遣いなどに充てた
- 7割にあたる約260万円を自己の取り分とした
- 報道で疑惑が発覚した後、勤務実態を取り繕おうとした
検察は、懲役2年6月を求刑。
弁護側は最終弁論で「悪質性の程度は低い」と主張した。
2025年3月27日判決──「悪質な犯行」

2025年3月27日、東京地裁(石川貴司裁判長)は広瀬めぐみ被告に判決を言い渡した。
判決:
懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)
判決理由:
- 「税金を財源とする公金をだまし取った悪質な犯行」
- 給与を詐取した期間が9か月で金額も多額だった
- 7割にあたる約260万円を自己の取り分とした
- 報道で疑惑が発覚した後に勤務実態を取り繕おうとした
- 「犯行の主犯であり、非難に値する」
- 「あまりにも浅はか」
石川貴司裁判長は、広瀬めぐみ被告の行為を厳しく批判した。
2025年4月11日有罪確定──弁護士資格失効

2025年4月11日、控訴期限の10日までに広瀬めぐみ被告側、検察側双方が控訴しなかったため、有罪判決が確定した。
有罪判決の確定により、広瀬めぐみ氏の弁護士資格は自動的に失効した。
弁護士法により、禁錮以上の刑に処せられた者は弁護士の資格を失う。
執行猶予期間中であっても、弁護士資格は失効する。
さらに、第二東京弁護士会から除名される可能性が高いと指摘されている。
広瀬めぐみ氏は逮捕前、関係者に「弁護士の方が儲かる。次の選挙には出ない」とうそぶいていたという。
しかし、弁護士資格を失ったことで、広瀬めぐみ氏が弁護士業に復帰する道は閉ざされた。
自民党女性局エッフェル塔問題と広瀬めぐみ氏

2023年8月自民党女性局フランス研修旅行
2023年8月、自民党女性局による海外研修旅行がフランスで行われた。
広瀬めぐみ氏は、この研修旅行に参加した38人のメンバーの一人だった。

https://twitter.com/
研修旅行の目的は、フランスの少子化対策や女性の社会進出について学ぶことだった。
しかし、この研修旅行は後に大きな批判を浴びることになる。
エッフェル塔前での記念撮影が炎上

http://mainichi.jp
2023年8月、自民党女性局のメンバーがエッフェル塔の前で記念撮影を行った写真がSNSに投稿された。
この写真が「観光気分」「税金の無駄遣い」として批判を浴び、炎上。
「エッフェル姉さん」「エッフェル塔写真」として、自民党女性局の研修旅行は全国的に批判の的となった。
SNSに投稿したフレンチフルコースの写真

広瀬めぐみ氏は、研修旅行中に味わったというフレンチフルコースの写真をSNSに投稿した。
豪華な料理の写真を投稿したことで、「研修旅行なのに観光気分」「税金で豪遊」という批判がさらに強まった。
広瀬めぐみ氏は、この投稿について謝罪したが、地元岩手では支持者からも厳しい声が上がった。
「観光気分」との批判

自民党女性局のフランス研修旅行は、国民から「観光気分」「税金の無駄遣い」として厳しく批判された。
研修旅行の費用は政党交付金などから支出されており、税金が原資となっていた。
広瀬めぐみ氏にとって、このエッフェル塔問題は政治家としての最初の大きな失点となった。
そして、この問題の約半年後に「赤ベンツ不倫」スキャンダルが発覚することになる。
広瀬めぐみ氏は、エッフェル塔問題、赤ベンツ不倫、秘書給与詐欺という「3アウト」を犯したと報じられた。
現在話題、注目されている政治家については、以下の記事で詳しく解説している。
広瀬めぐみの家族とプライベート

夫は東大卒の弁護士──盛岡第一高校の同級生

https://www.jimin.jp/
広瀬めぐみ氏の夫は、盛岡第一高等学校の同級生である弁護士だ。
夫は東京大学を卒業後、司法試験に合格し、1994年に弁護士登録をした(司法修習47期)。
広瀬めぐみ氏と夫は、高校時代に同じクラスで席が隣同士だったこともあるという。
夫の名前は公表されていないが、銀座イースト法律事務所に所属する「廣瀬勝一」弁護士ではないかとの推測がある。

根拠は、広瀬めぐみ氏と同じ法律事務所に勤務していること、弁護士登録年度が1994年(司法修習47期)であることである。
広瀬めぐみ氏は不倫報道について「学生時代から私を支え続けてくれた夫を裏切ることになり本当に申し訳ない」と謝罪した。
長男と長女──子供たちへの影響

広瀬めぐみ氏には、長男と長女の2人の子供がいる。
長男は1996年3月生まれ、長女は2001年3月生まれである。
2024年時点で、長男は28歳、長女は23歳である。
広瀬めぐみ氏の秘書給与詐欺事件では、詐取した給与の一部を長女への小遣いに充てていたことが明らかになった。
また、広瀬めぐみ氏は当初、長女の名義を使って公設秘書として届け出ようとしたが、夫らに「違法だ」と反対され断念していた。
子供たちは、母親の不倫スキャンダルと秘書給与詐欺事件により、大きな影響を受けたと考えられる。
東京都文京区の自宅──1億2000万円超の一戸建て

広瀬めぐみ氏の自宅は、東京都文京区にある一戸建てである。
Smart FLASHの取材によると、自宅は2011年に新築された一戸建てで、広瀬めぐみ氏と夫の共同所有である。
登記簿を見ると、所有と同時に夫婦それぞれの名義で抵当権が設定されており、土地と建物合わせて購入価格は1億2000万円以上とみられている。
弁護士として成功し、政治家となった広瀬めぐみ氏の経済的成功を示す自宅だった。
弁護士から政治家へ──キャリアの頂点と転落

広瀬めぐみ氏は、専業主婦から司法試験に合格し、弁護士として21年間のキャリアを積んだ。
東京家庭裁判所の非常勤裁判官(家事調停官)を務め、国連で演説を行い、女性の権利実現のために活動した。
そして2022年、参議院議員として政治家となり、キャリアの頂点に立った。
しかし、わずか2年で不倫スキャンダルと秘書給与詐欺事件により、政治家としてのキャリアは終わった。
そして有罪判決により、弁護士資格も失った。
広瀬めぐみ氏の転落は、政治家としての倫理観の欠如と、公金を私的に流用した犯罪行為の結果である。
まとめ──広瀬めぐみ事件が示す政治家の倫理と公金の私物化

主婦から弁護士、政治家へ──華々しい経歴の裏で
広瀬めぐみ氏は、専業主婦から司法試験に合格し弁護士となり、さらに政治家へと上り詰めた。
21年間の弁護士キャリアの中で、東京家庭裁判所の非常勤裁判官を務め、国連で演説を行い、女性の権利実現のために活動した。
2022年の参議院選挙では、「小沢王国」と呼ばれた岩手県選挙区で自民党が約30年ぶりに議席を獲得するという快挙を成し遂げた。
しかし、華々しい経歴の裏で、広瀬めぐみ氏は公金を私的に流用する犯罪行為を行っていた。
秘書給与詐欺の悪質性──公金の私物化

広瀬めぐみ氏の秘書給与詐欺事件は、単なる「政治資金の記載漏れ」ではない。
勤務実態のない人物を公設秘書として届け出て、国から給与をだまし取るという明確な詐欺行為である。
事件の悪質性:
- 当初は長女の名義を使おうとし、夫に「違法だ」と反対されたにもかかわらず、公設第一秘書の妻の名義を借りて実行した
- 詐取した給与の7割(約260万円)を自己の取り分とした
- 秘書給与を事務所の運営費だけでなく、飲食代や長女への小遣いに充てた
- 報道で疑惑が発覚した後、勤務実態を取り繕おうとした
- 政治活動とは無縁の菓子類を「事務所費」として計上していた
東京地裁は「税金を財源とする公金をだまし取った悪質な犯行」「あまりにも浅はか」と厳しく批判した。
過去の秘書給与詐欺事件との比較
国会議員による公設秘書の給与不正受給は、過去にも多く発覚している。
過去の主な事例:
- 1998年:中島洋次郎元衆院議員(給与約1000万円を詐取)
- 2000年:山本譲司元衆院議員
- 2003年:辻元清美氏
2004年には国会議員秘書給与法が改正され、議員の配偶者を公設秘書にすることが禁じられたほか、国から支給される給与を秘書本人が受給するなどの対策がとられた。
しかし、給与詐取は根絶しきれなかった。
広瀬めぐみ氏の事件は、法改正後も秘書給与詐欺が続いていることを示している。
権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、広瀬めぐみ氏の事件から以下の教訓を読み取る。
注目ポイント:
- 政治家の倫理観の欠如──弁護士として法律を知る立場でありながら犯罪を犯した
- 公金の私物化──税金で支払われる秘書給与を私的に流用
- 説明責任の放棄──不倫スキャンダルでは謝罪したが、秘書給与詐欺については沈黙を続けた
- 自民党のチェック機能の欠如──所属議員の不正行為を事前に防げなかった
広瀬めぐみ氏の事件は、単なる個人的な不祥事ではない。
政治家の倫理観、公金管理の在り方、そして政党のガバナンスの問題を浮き彫りにしている。
「政治活動にお金がかかり、私財を投じなければ事務所が回らない状況だった」という広瀬めぐみ氏の弁明は、詐欺行為を正当化するものではない。
公金を私的に流用する行為は、国民の信頼を裏切る重大な犯罪である。
政治家の倫理観を監視し続けることが、民主主義を守るために不可欠である。










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