2023年7月、自民党女性局長の松川るい参議院議員がフランス研修中にエッフェル塔の前でポーズを取った写真をSNSに投稿し、「観光旅行だ」「税金の無駄遣い」と大炎上した。
東京大学法学部卒業後、外務省に入省。
ジョージタウン大学で修士号を取得し、韓国で日中韓協力事務局の日本代表次長を務めた元キャリア外交官。
2016年に参議院議員に初当選し、防衛大臣政務官、自民党女性局長を歴任した松川るい氏。
しかし、パリ研修騒動で女性局長を辞任し、2024年には安倍派の裏金問題で204万円のキックバックを受け取っていたことが発覚。
外交・安全保障の専門家として期待されながら、相次ぐスキャンダルに見舞われた。
二児の母として男性育休「義務化」を実現し、女性活躍を推進してきた松川るい氏の経歴、パリ研修騒動の真相、そして安倍派裏金問題――
エリート外交官から政治家への転身と、その光と影を徹底解説する。
松川るいのプロフィール

https://www.matsukawa-rui.jp/
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 松川るい(まつかわるい)、本名:新居るい(あらい るい) |
| 生年月日 | 1971年2月26日(54歳・2025年時点) |
| 出身地 | 奈良県生まれ、大阪府育ち |
| 学歴 | 四天王寺中学校・高等学校卒業、東京大学法学部第2類(公法コース)卒業(1993年)、ジョージタウン大学国際関係大学院修士号取得(1997年) |
| 現職 | 参議院議員(自由民主党、大阪府選挙区、2期)、自由民主党内閣第二部会長 |
| 前職 | 外務省(1993年〜2016年)、防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官(2020年9月〜2021年10月)、自民党女性局長(〜2023年9月)、自民党副幹事長 |
| 家族 | 既婚、夫は外務省国際情報統括官の新居雄介氏、二児の母(長女2008年生まれ、次女2014年生まれ) |
| 専門分野 | 外交・安全保障、女性活躍、少子化対策 |
| 所属派閥 | 清和政策研究会(安倍派)※2024年に派閥解散 |
松川るい氏は、東京大学法学部卒業後、1992年に外務公務員採用一種試験(外交官試験)に合格し、1993年に外務省に入省した。
外務省では条約局、アジア大洋州局、日中韓協力事務局などで勤務し、2014年から2016年まで初代女性参画推進室長を務めた。
2016年7月の参議院選挙で大阪選挙区から初当選し、2022年7月に2期目の当選を果たす。
参議院自民党唯一の元キャリア外交官として、外交・安全保障の専門家として知られている。
詳しい経歴──外交官から政治家へ

四天王寺から東京大学、外交官試験合格
松川るい氏は1971年2月26日、奈良県で生まれ、大阪府で育った。
四天王寺中学校・高等学校(大阪府の私立中高一貫校)を卒業後、東京大学法学部第2類(公法コース)に進学。

東京大学在学中の1992年、松川るい氏は外務公務員採用一種試験(外交官試験)に合格した。
1993年3月に東京大学法学部を卒業し、同年4月に外務省に入省。
外務省でのキャリア──条約局からアジア外交へ

外務省入省後、松川るい氏はアメリカ合衆国のジョージタウン大学国際関係大学院に留学し、1997年に修士号を取得した。
外務省での主な経歴:
1999年: 外務省条約局(現・国際法局)法規課課長補佐
国際裁判を担当。2002年: アジア大洋州局地域政策課課長補佐
ASEAN関係、日中韓関係を担当。アジア諸国とのFTA交渉にも携わった。スイス軍縮代表部:
一等書記官として、核軍縮インテリジェンス部門で国際情勢分析に取り組んだ。
松川るい氏は、国際宇宙ステーション、みなみまぐろ国際裁判、日タイ・日フィリピンEPA交渉など、幅広い分野で外交実務を経験した。
日中韓協力事務局と女性参画推進室長
2011年〜2013年:
- 韓国・ソウルに設立された日中韓三国協力事務局の初代日本代表次長を務めた。
- 日中韓三国の政府間協力を推進する重要なポストであり、松川るい氏の外交手腕が評価された。
2014年〜2016年:
- 外務省初代女性参画推進室長に就任。
- 安倍政権が掲げる「女性が輝く世界」を世界で推進するために新設されたポストであり、松川るい氏は国際女性会議「WAW!(World Assembly for Women)」を立ち上げた。
女性活躍推進は、松川るい氏の政治家としての活動の中心テーマとなっていく。
2016年参議院議員初当選

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2016年7月、松川るい氏は参議院選挙に大阪府選挙区から自民党公認で出馬し、初当選を果たす。
外務省を退職し、政治家としての新たなキャリアをスタートさせた。
参議院議員として、外交・安全保障、女性活躍、大阪・関西万博の実現などを中心に政治活動に取り組んだ。
松川るい氏は、参議院自民党唯一の元キャリア外交官として、外交・安全保障の専門家として期待された。
政治家としての活動──防衛大臣政務官と男性育休「義務化」

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2020年防衛大臣政務官就任
2020年9月、松川るい氏は防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任。
菅義偉内閣の下で、日本の防衛政策に取り組んだ。
防衛大臣政務官としての主な業績:
- 若年層向け「はじめての防衛白書」を提案し発刊及び市販を実現
- 防衛省の補助事業で整備した施設への標示等を目的とするエンブレムを提案し作成
- 自衛隊員の自殺事故防止対策としてカウンセリングの普及を主導
- 防衛産業の維持・強化のため海外装備移転推進に取り組む
「はじめての防衛白書」は、平易な言葉でイラストも多く、簡潔にわかりやすく記述されており、好評につき書籍化された。
松川るい氏は、インド太平洋諸国参謀長等会議や安全保障シンポジウム等、数多の会議において講演やパネリストを務めた。
2021年10月、政務官を退任した。
男性育休「義務化」実現議連と育休法改正

松川るい氏の最大の政策実績は、男性育休の「義務化」実現である。
2019年、松川るい氏は「男性の育休『義務化』実現議連」を立ち上げた。
二児の母として、育児と仕事の両立の難しさを経験した松川るい氏は、男性も育児に参加できる社会を目指した。
2021年6月、育休法改正が実現。
男性のための特別な育休が創設され、男性の育児参加が推進されることになった。
松川るい氏は、この育休法改正を自身の代表的な政策実績として掲げている。
自民党女性局長就任
松川るい氏は、自民党女性局長に就任した(時期は明示されていないが、2023年9月に辞任するまで務めた)。
自民党女性局は、党内の女性議員や女性局所属の地方議員を統括する組織である。
松川るい氏は、女性活躍推進を党内で推進する立場となった。
しかし、この女性局長としての活動が、後に大きなスキャンダルを引き起こすことになる。
外交・安全保障の専門家として

松川るい氏は、外交・安全保障の専門家として、テレビ番組「プライムニュース」他討論番組への出演多数であった。
2019年、悪化の一途をたどる日韓関係について、日本外国特派員協会で日本の立場と考えを世界に発信した。
松川るい氏は、SDGs、女性活躍、外交、安全保障、経済、福祉、教育など多岐にわたるテーマの国内セミナー、国際セミナーにおけるパネリストや講師を務めた。
2022年7月の参議院選挙で、松川るい氏は大阪府選挙区で2期目の当選を果たした。
外交・安全保障の専門家として、さらなる活躍が期待されていた。
2023年パリ研修騒動──「エッフェル姉さん」炎上事件

2023年7月フランス研修と「エッフェル塔ポーズ」
2023年7月、自民党女性局は5年に1度の海外研修として、フランスへの視察旅行を実施。
松川るい女性局長を含む38人が参加し、3泊5日の日程でパリを訪問した。

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7月27日、松川るい氏はX(旧Twitter)に、「なんと上院はリュクサンブール宮殿、それにパリの街の美しいこと!」と投稿し、今井絵理子参議院議員と撮影した写真を投稿した。
さらに、「大阪の仲間と」と題して、エッフェル塔の前に立ち、両手両腕で塔をまねたポーズを取った写真も投稿。
参加者の今井絵理子氏や広瀬めぐみ氏も、旅行を満喫しているような写真やコメントをSNSに投稿した。
広瀬めぐみ氏については、以下の記事で詳しく解説している。
「観光旅行だ」──SNSで大炎上

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エッフェル塔の前でポーズを取った写真を見たSNSユーザーから、「まるで観光旅行だ」「物見遊山だ」「血税で旅行か」「いいご身分ですね」と批判が殺到した。
主な批判:
- 「そのポーズで何を視察し、何を得たのか教えてもらえませんか?」
- 「研修じゃなくて観光旅行だ!」
- 「38人という大人数が必要なのか?」
- 「税金の無駄遣い!」
- 「仲間との旅行でしたら税金を使わずに自費で行ってください」
松川るい氏のSNS投稿には、批判のコメントが多数書き込まれる事態となった。
SNS上では、松川るい氏に「エッフェル姉さん」の仇名がつけられた。
費用は約1億円?税金の無駄遣い批判

フランス研修の費用について、松川るい氏は「党費と各参加者の自腹で捻出している」と説明した。
参加者一人あたりの自己負担は30万円とされた。
しかし、一部報道では、航空ファーストクラス一人300万円、5つ星ホテル1泊約10万円、総勢38人で億単位の費用が使われているとも報じられた。
費用の内訳(報道ベース):
- 航空ファーストクラス:一人約300万円
- 5つ星ホテル:1泊約8〜10万円
- ハイヤー、3つ星フランス料理など
松川るい氏は「費用は党費と各参加者の自腹」と主張したが、批判者は「議員の給料は税金だ」「結局は税金が使われている」と反論した。
さらに、一部週刊誌は、松川るい氏が次女を連れていたと報道し、「子連れ旅行」だとさらなる批判を浴びた。
松川るい氏は後に、「女性局なので、子育て中の議員が参加できるように子どもの参加も認めた。費用は全額自己負担」と説明したが、批判は収まらなかった。
女性局長辞任と「エッフェル姉さん」の仇名
批判を浴びた松川るい氏は、7月31日にエッフェル塔の画像を削除し、次のような弁明のコメントを投稿した。
「私の投稿のせいで、中身のある真面目な研修なのに誤解を招いてしまっており、申し訳なく思っております。38名の参加者は、全国の女性局所属の地方議員及び民間人で女性局幹部となっている方々であり、国会議員の参加は私含め4人です。費用は党費と各参加者の自腹で捻出しています。」
しかし、批判は収まらず、2023年9月、松川るい氏は自民党女性局長を辞任した。
辞任理由について、自民党は「フランス研修を行った際にSNSに投稿した写真が『まるで観光旅行だ』などと批判を浴びたことを受け」と説明した。
「エッフェル姉さん」という仇名は、松川るい氏を象徴する不名誉な呼称として定着。
2023年12月、松川るい氏は関西テレビの番組「newsランナー」に出演し、ジャーナリストの安藤優子氏のインタビューに応じた。
松川るい氏は「あれは本当に迷惑をかけたと思っていますし、大変そこは軽率だったと反省しています」と謝罪。
しかし、実際の研修内容については「フランス視察中に真面目な研修を行った」と主張し、報告書は党内でのみ公開されていると説明した。
安藤優子氏から「誤解されやすい。ハイスペックだから『やっかみ』みたいなものが炎上を大きくした理由のひとつでは?」と指摘されたが、松川るい氏は「自分の中では全然(成功者では)ない」と否定した。
安倍派裏金問題──204万円のキックバック

2023年12月派閥裏金問題の発覚
2023年12月1日、朝日新聞が自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる問題をスクープした。
清和政策研究会(安倍派)が、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いがあると報じられた。
安倍派の裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるとされ(のちに5億円に修正)、政治資金収支報告書に記載していなかった。
松川るい氏204万円受領を認める

2024年1月10日、自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、臨時の総務会を開催した。
再発防止策などを検討するため、「政治刷新本部」の設置を決定した。
安倍派からは10議員がメンバー入りし、松川るい氏もその一人だった。
しかし、2024年1月13日、この10議員のうち、髙階恵美子氏を除く9人がパーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず裏金にしていた疑いがあることが明らかとなった。
2024年1月23日、松川るい氏は記者団の取材に応じ、2019年から2022年にかけての4年間で計204万円の裏金を派閥から受け取っていたことを明かした。
「全く知らなかった」──監督責任を陳謝

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松川るい氏は記者団の取材に対し、パーティー券のノルマ超過分のキックバックについて「全く知らなかった」とした。
その上で「事務所の管理に任せきっていたことについては監督責任を感じている」と陳謝した。
松川るい氏の説明は、多くの安倍派議員と同様の内容であり、「知らなかった」という弁明は説得力に欠けるとの批判を受けた。
政治刷新本部メンバーの矛盾

松川るい氏は、派閥の裏金問題を受けて設置された「政治刷新本部」のメンバーに選ばれていた。
しかし、そのメンバー自身が裏金を受け取っていたことが発覚し、「政治刷新本部」の信頼性が大きく損なわれた。
パリ研修騒動に続き、安倍派裏金問題でも批判を浴びた松川るい氏は、二度にわたる重大なスキャンダルに見舞われることになった。
外交・安全保障の専門家として期待されていた松川るい氏だったが、政治家としての倫理観が問われる事態となった。
自民党裏金問題等で話題、注目されている政治家については、以下の記事で詳しく解説している。
夫と家族──外務省エリート夫婦

夫は新居雄介氏──外務省国際情報統括官

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松川るい氏の夫は、新居雄介氏である。
新居雄介氏は、外務省の情報機関で国際情報統括官を務めている。
松川るい氏と新居雄介氏は、共に外務省のキャリア官僚であり、エリート外交官夫婦として知られている。
松川るい氏の本名は「新居るい」であり、結婚後は夫の姓を名乗っている。
政治活動では旧姓の「松川るい」を使用している。
二児の母としての育児と政治活動

松川るい氏と新居雄介氏の間には、二人の娘がいる。
子どもの情報:
- 長女:2008年生まれ(2025年時点で17歳、高校生)
- 次女:2014年生まれ(2025年時点で11歳、小学生)
松川るい氏は、37歳で長女を、43歳で次女を出産した高齢出産である。
二児の母として、育児と政治活動の両立の難しさを経験した松川るい氏は、男性育休「義務化」実現議連を立ち上げ、育休法改正を実現した。
パリ研修で次女を連れていったことが批判を浴びたが、松川るい氏は「子育て中の議員が参加できるように子どもの参加も認めた」と説明している。
エリート夫婦の生活

松川るい氏と新居雄介氏は、共に外務省のキャリア官僚であり、夫婦共に高収入である。
二人の収入を合わせると、超エリート夫婦と言えるだろう。
しかし、松川るい氏の「ハイスペック」な経歴と生活が、パリ研修騒動での炎上を大きくした一因とも指摘されている。
ジャーナリストの安藤優子氏は、松川るい氏に「誤解されやすい。ハイスペックだから『やっかみ』みたいなものが炎上を大きくした理由のひとつ」と指摘している。
松川るい氏は「自分の中では全然(成功者では)ない」と否定したが、エリート外交官夫婦としての生活が、一般有権者との距離感を生んでいる可能性は否定できない。
批判と評価──功績と問題点

外交・安全保障の専門家としての功績
松川るい氏の最大の強みは、元キャリア外交官としての専門知識である。
功績:
- 外務省で条約局、アジア大洋州局、日中韓協力事務局などで勤務
- 防衛大臣政務官として「はじめての防衛白書」を発刊
- 外交・安全保障の専門家として討論番組に出演し、日本の立場を発信
- 日本外国特派員協会で日韓関係について世界に発信
松川るい氏の外交・安全保障に関する知見は、参議院において貴重な存在である。
男性育休「義務化」実現の評価
松川るい氏の最大の政策実績は、男性育休「義務化」実現議連を立ち上げ、2021年6月に育休法改正を実現したことである。
二児の母として、育児と仕事の両立の難しさを経験した松川るい氏は、男性も育児に参加できる社会を目指した。
この育休法改正は、日本の少子化対策と女性活躍推進において重要な一歩として評価されている。
パリ研修と裏金問題の問題点
しかし、松川るい氏は2023年から2024年にかけて、二度にわたる重大なスキャンダルに見舞われた。
問題点:
パリ研修騒動(2023年7月〜9月):
- エッフェル塔の前でポーズを取った写真をSNSに投稿し、「観光旅行だ」と批判された
- 38人で約1億円とも言われる費用について、税金の無駄遣いと批判された
- 女性局長を辞任
安倍派裏金問題(2024年1月):
- 2019年から2022年にかけて計204万円の裏金を受け取っていた
- 「全く知らなかった」という弁明は説得力に欠けると批判された
- 政治刷新本部メンバーでありながら裏金を受け取っていた矛盾
この二度のスキャンダルは、松川るい氏の政治家としての倫理観を問うものであり、有権者の信頼を大きく損なった。
「ハイスペック」ゆえの誤解か

松川るい氏は、安藤優子氏から「ハイスペックだから『やっかみ』が炎上を大きくした」と指摘された。
東京大学法学部卒業、元キャリア外交官、外務省エリート夫婦、二児の母、参議院議員――
松川るい氏の経歴は、確かに「ハイスペック」である。
しかし、エリートであるからこそ、有権者からの目は厳しい。
パリ研修での「観光旅行」のような写真投稿、裏金問題での「知らなかった」という弁明は、エリートとしての自覚と責任感の欠如を示すものとして批判された。
松川るい氏の問題は、「やっかみ」ではなく、政治家としての倫理観と有権者への配慮の欠如にあると言えるだろう。
現在話題、注目されている政治家については、以下の記事で詳しく解説している。
まとめ──松川るいと政治家の倫理

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エリート外交官から政治家へ
松川るい氏は、東京大学法学部卒業後、外務省に入省し、約23年間にわたりキャリア外交官として活躍した。
ジョージタウン大学で修士号を取得し、条約局、アジア大洋州局、日中韓協力事務局などで勤務した経歴は、参議院において貴重な専門知識をもたらした。
2016年に参議院議員に初当選し、防衛大臣政務官、自民党女性局長を歴任。
男性育休「義務化」実現議連を立ち上げ、育休法改正を実現したことは、日本の少子化対策と女性活躍推進において重要な功績である。
功績と相次ぐスキャンダル

しかし、松川るい氏の政治家としてのキャリアは、2023年から2024年にかけて、二度にわたる重大なスキャンダルに見舞われた。
パリ研修騒動:
- エッフェル塔の前でポーズを取った写真が「観光旅行だ」と批判され、女性局長を辞任
- 「エッフェル姉さん」という不名誉な仇名がつけられた
安倍派裏金問題:
- 2019年から2022年にかけて計204万円の裏金を受け取っていた
- 政治刷新本部メンバーでありながら裏金を受け取っていた矛盾
この二度のスキャンダルは、松川るい氏の政治家としての倫理観を問うものであり、有権者の信頼を大きく損なった。
外交・安全保障の専門家として期待されていた松川るい氏だったが、相次ぐスキャンダルにより、その評価は大きく揺らいでいる。
政治家に求められる倫理観

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松川るい氏の問題は、政治家に求められる倫理観と有権者への配慮の欠如を示している。
問題の本質:
- パリ研修での写真投稿:有権者の感情を理解せず、SNSで「観光旅行」のような写真を投稿した
- 裏金問題:「知らなかった」という弁明は、政治家としての責任感の欠如を示す
エリート外交官としての経歴は、政治家としての資質を保証するものではない。
有権者との距離感、税金の使い方への配慮、政治資金の透明性――これらは、政治家に求められる基本的な倫理である。
松川るい氏の二度のスキャンダルは、エリートであるからこそ、これらの基本的な倫理が欠けていたことを示している。
権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、松川るい氏の動向を今後も追い続ける。
注目ポイント:
- 2025年以降の政治活動と有権者の評価
- パリ研修と裏金問題からの信頼回復は可能か
- 外交・安全保障の専門家としての活動は継続されるか
- 次の参議院選挙(2028年)での再選は可能か
- 自民党内での立場と影響力
松川るい氏の事例は、エリート出身の政治家が陥りがちな問題を象徴している。
専門知識と政治家としての倫理観は別物である。
有権者との距離感を保ち、税金の使い方に配慮し、政治資金の透明性を確保することは、すべての政治家に求められる基本である。
松川るい氏が今後、信頼を回復し、外交・安全保障の専門家として活躍できるかどうかは、これらの基本的な倫理を身につけられるかにかかっている。
政治家の権力と倫理を監視し続けることが、民主主義を守るために不可欠である。










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