2025年3月24日、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」が発足し、初代統合作戦司令官に南雲憲一郎空将が就任した。
統合作戦司令官は、首相・防衛相の下で平時から有事まで自衛隊の全部隊を指揮する権限を持ち、旧日本軍では大将に相当する階級である。
山形県米沢市出身で千葉県立千葉高校を卒業、防衛大学校第33期を経てF-15戦闘機パイロットとして航空自衛隊でキャリアをスタートさせた南雲憲一郎氏は、なぜ初代統合作戦司令官に選ばれたのか。
南雲憲一郎氏の経歴、航空自衛隊での実績、統合作戦司令部の権力構造、そして日米防衛協力における役割を徹底解説する。
南雲憲一郎のプロフィール

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| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 南雲憲一郎(なぐもけんいちろう) |
| 生年月日 | 1965年10月2日(59歳・2025年時点) |
| 出身地 | 山形県米沢市(父親の仕事の関係で千葉県で育つ) |
| 学歴 | 千葉県立千葉高等学校卒業、防衛大学校第33期卒業(1989年3月) |
| 現職 | 統合作戦司令官(初代、2025年3月24日就任) |
| 階級 | 空将 |
| 主な経歴 | F-15戦闘機パイロット、第6航空団司令兼小松基地司令、中部航空方面隊副司令官、航空幕僚監部防衛部長、西部航空方面隊司令官、統合幕僚副長 |
| 専門分野 | 戦闘機操縦、対領空侵犯措置、防衛政策、統合運用 |
| TACネーム | 「CHUJYO(中将)」 |
| 特記事項 | 真珠湾攻撃を指揮した旧海軍の南雲忠一中将と同じ山形県米沢市出身だが血縁関係はない |
南雲憲一郎氏は、1989年に防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入隊し、F-15戦闘機のパイロットとして対領空侵犯措置などの任務に従事。
その後、航空幕僚監部や各航空方面隊の要職を歴任し、2020年8月に空将に昇任、2023年3月から統合幕僚副長を務め、2025年3月24日に初代統合作戦司令官に就任した。
詳しい経歴──F-15パイロットから空将への道

山形県米沢市での生い立ちと千葉県での成長
南雲憲一郎氏は、1965年10月2日、山形県米沢市に生まれた。
父親の仕事の関係で、おおむね千葉県で育つ。
山形県米沢市は、真珠湾攻撃などを指揮した旧海軍の南雲忠一中将の出身地でもあり、南雲憲一郎氏と同じ「南雲」姓であることから、血縁関係があるのではないかという憶測を呼んだ。

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南雲忠一の家系は代々米沢藩士として上杉家に仕えた中級武士の家柄、海軍兵学校36期卒業後太平洋戦争初期から中期にかけて第一航空艦隊および第三艦隊司令長官を務める一方、部下思いの「義理人情派」として知られ、1941年12月8日の真珠湾攻撃を指揮した。

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しかし、南雲憲一郎氏本人が「南雲忠一との血縁関係はない」と明言している。
「南雲」姓は山形県米沢市周辺に集中して存在する名字であり、ルーツをさかのぼれば同じ祖先にたどりつく可能性はあるが、直接的な血縁関係はないとされている。
ちなみに南雲憲一郎空将の祖父は、陸軍軍人で陸軍少将、満洲国陸軍軍官学校長を務めた南雲親一郎氏である。
千葉高校から防衛大学校へ(第33期)

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南雲憲一郎氏は、千葉県立千葉高等学校を卒業。
千葉高校は、千葉県内でもトップクラスの進学校として知られている。
1989年3月、南雲憲一郎氏は防衛大学校(第33期)を卒業し、航空自衛隊に入隊した。
F-15戦闘機パイロットとしてのキャリアスタート

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航空自衛隊入隊後、南雲憲一郎氏はF-15戦闘機のパイロットとして、対領空侵犯措置にあたった。
F-15戦闘機は、航空自衛隊の主力戦闘機であり、対領空侵犯措置(スクランブル)の中心的な役割を担っている。
南雲憲一郎氏は、冷戦終結直後の不安定な空域での任務を果たし、パイロットとしての経験を積んだ。
その後、戦術指導を担う「飛行教導群」に配属され、卓越した技能と指導力を発揮。
南雲憲一郎氏のパイロットとしてのTACネーム(愛称)は「CHUJYO(中将)」だった。
これは旧海軍の南雲忠一中将にちなんだものだが、血縁関係はないことが確認されている。
航空自衛隊の中枢部署を歴任

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南雲憲一郎氏は、パイロットとしての経験を経て、航空自衛隊の中枢部署を歴任した。
主な経歴:
- 1989年3月:防衛大学校(第33期)卒業、航空自衛隊入隊
- F-15戦闘機パイロット、飛行教導群
- 航空幕僚監部総務部庶務室長
- 中部航空方面隊司令部防衛部長
- 航空幕僚監部人事教育部厚生課長
- 第6航空団司令兼小松基地司令
- 中部航空方面隊副司令官
- 航空幕僚監部防衛部長
- 2020年8月25日:空将に昇任、西部航空方面隊司令官に就任
- 2023年3月30日:統合幕僚副長に就任
- 2025年3月24日:統合作戦司令官(初代)に就任
南雲憲一郎氏は、航空幕僚監部、航空団司令、航空方面隊司令官など、航空自衛隊の中枢部署を着実に歴任し、統合作戦司令官への道を歩んだ。
統合作戦司令部の新設──陸海空を一元指揮する権力構造

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統合作戦司令部とは何か
統合作戦司令部は、2025年3月24日に新設された自衛隊の組織である。
陸海空3自衛隊を一元的に指揮する権限を持ち、平時から有事に至るまで自衛隊の作戦運用を統括する。
統合作戦司令部は、防衛省のある東京・市ケ谷に設置され、南雲憲一郎司令官以下240人体制で発足した。
新設の背景と目的

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統合作戦司令部が新設された背景には、以下の要因がある。
新設の背景:
- 統合幕僚監部が軍事専門的見地から防衛相を補佐する幕僚機関としての任務に追われ、部隊運用の余力が少ないとの指摘
- 中国・北朝鮮などの軍事活動の活発化
- 複雑化する安全保障環境への対応
- 日米防衛協力の強化
政府は2022年策定の安全保障関連3文書で「陸海空自衛隊の一元的な指揮を行い得る常設の統合司令部を創設する」と明記した。
統合作戦司令部の新設は、自衛隊の大規模な組織改編としては約19年ぶりのことである。
統合作戦司令官の権限と役割
統合作戦司令官は、首相・防衛相の下で、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する権限を持つ。
統合作戦司令官の主な役割:
- 平時から有事に至るまで自衛隊の作戦運用を統括
- 陸海空3自衛隊の一元的な指揮
- 米軍との作戦調整の強化
- 大規模災害など緊急事態への対応
もともと、陸海空の各自衛隊の司令部はそれぞれ「朝霞」「横須賀」「横田」に置かれ、大規模な災害など必要に応じて統合部隊を臨時に編成してきた。
統合作戦司令部の新設により、常設の統合司令部が陸海空を一元的に指揮する体制が整った。
旧日本軍の「大将」に相当する階級

統合作戦司令官の階級は、旧日本軍では大将に相当するとされる。
現在の自衛隊の階級制度では、統合幕僚長や各自衛隊の幕僚長と同じ「将」の階級だが、統合作戦司令官は陸海空を一元的に指揮する権限を持つため、実質的な権力は非常に大きい。
南雲憲一郎統合作戦司令官は、発足式で次のように述べた。
「統合作戦司令部は桜の開花とともに出発し、覚悟を新たに、司令部としての新たな歴史を築いていく。我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くため、平素から有事に至るまで、シームレス(切れ目なし)に事態に的確に対応する」
なぜ南雲憲一郎が選ばれたのか──統合幕僚副長としての実績

統合幕僚副長として吉田圭秀統幕長を補佐
南雲憲一郎氏は、2023年3月30日から統合幕僚副長を務めていた。
統合幕僚副長は、制服組トップの統合幕僚長を補佐する重要な役職である。
南雲憲一郎氏は、約2年間にわたり、吉田圭秀統合幕僚長(陸将)を補佐してきた。
統合運用の経験と実績
南雲憲一郎氏は、統合幕僚副長として、陸海空自衛隊の統合運用を支援してきた実績がある。
統合作戦司令官に求められるのは、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する能力であり、統合運用の経験が不可欠である。
南雲憲一郎氏は、航空自衛隊出身ではあるが、統合幕僚副長として陸海空の統合運用を経験し、「統合の視点での部隊運用」を考える能力を身につけていた。
吉田統幕長の代行を務めた経験

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2024年2月15日、吉田圭秀統合幕僚長が過労で入院したため、南雲憲一郎統合幕僚副長が吉田統幕長の代わりに職務を行うと発表された。
南雲憲一郎氏は、統合幕僚長の職務を代行し、制服組トップとしての職責を果たした経験を持つ。
この経験は、統合作戦司令官として陸海空を一元的に指揮する能力を証明するものとなった。
防衛省・自衛隊からの評価

南雲憲一郎氏の能力や人柄については、吉田圭秀統合幕僚長や内倉浩昭航空幕僚長から高く評価されている。
吉田圭秀統合幕僚長の評価:
「南雲空将は指揮官として防衛に対する強い使命感を持ち、指揮統制の重要性を誰よりも強く認識している」
内倉浩昭航空幕僚長の評価:
「すでに統合の視点での部隊運用を考えており、徹底されている」
中谷元防衛大臣は、南雲憲一郎氏の起用について次のように述べている。
「南雲空将におかれては、統合幕僚副長として自衛隊の統合運用を支えてきており、今後は統合作戦司令部の初代司令官として、これまでの経験や培った見識を活かして、リーダーシップを発揮されることを期待している」
南雲憲一郎氏の起用により、統合作戦司令部と統合幕僚監部との連携を強固にする狙いもある。
日米防衛協力の強化──在日米軍統合軍司令部との連携

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米国の在日米軍再編と統合軍司令部新設
日本側の統合作戦司令部新設の動きに合わせ、米側は在日米軍を再編し、作戦指揮権を持たせる「統合軍司令部」を新設する方針である。
米国は、組織体制の具体案を検討している。
日米の指揮統制枠組みの向上
2025年2月7日の日米首脳会談後の共同声明には、「自衛隊と米軍の指揮・統制枠組みの向上」を目指すことが盛り込まれた。
日米両国は、統合作戦司令部と在日米軍統合軍司令部の連携を強化し、日米防衛協力を深化させる方針である。
日米連携の狙い:
- 平時から有事までの切れ目ない連携
- 作戦調整の迅速化
- 中国・北朝鮮などの軍事活動への対応
日本の指揮権の独立性の担保

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日米の指揮統制連携をめぐっては、自衛隊と米軍が一体的に運用された場合、有事における日本の指揮権の独立性の担保などが課題とされている。
課題:
- 日本の指揮権の独立性をどう担保するのか
- 米軍との一体的運用で日本が主体的に判断できるのか
- 集団的自衛権の行使との関係
南雲憲一郎統合作戦司令官は、日米防衛協力を強化しつつ、日本の指揮権の独立性を担保するという難しい舵取りを求められている。
南雲憲一郎司令官の役割
南雲憲一郎氏は、統合作戦司令官として、米軍との作戦調整を緊密に行う役割を担う。
統合作戦司令部の新設により、米軍との作戦調整の窓口が一本化され、日米防衛協力がより効率的に行われることが期待されている。
しかし、日米防衛協力の強化は、日本の防衛政策の米国依存を深める可能性もはらんでいる。
統合作戦司令官である南雲憲一郎氏が、日本の防衛の独立性を保ちながら、米軍との連携を強化できるかが注目されている。
南雲憲一郎の人物像──戦闘機パイロット、熱血漢、そして司馬遼太郎ファン

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F-15パイロットとしての経験
南雲憲一郎氏は、F-15戦闘機のパイロットとして航空自衛隊でキャリアをスタートさせた。
対領空侵犯措置(スクランブル)などの任務に従事し、冷戦終結直後の不安定な空域での任務を果たした経験を持つ。

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飛行教導群に配属され、戦術指導を担うなど、卓越した技能と指導力を発揮した。
南雲憲一郎氏のパイロットとしてのTACネーム(愛称)は「CHUJYO(中将)」で、これは旧海軍の南雲忠一中将にちなんだものである。
熱血漢の一面
南雲憲一郎氏は、戦闘機パイロット出身らしい熱血漢の一面を持つとされる。
時事通信の報道によると、南雲憲一郎氏は「防衛に対する強い使命感を持ち、指揮統制の重要性を誰よりも強く認識している」と評価されている。
司馬遼太郎『坂の上の雲』の愛読者

南雲憲一郎氏は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』の愛読者として知られている。
『坂の上の雲』は、明治時代の日本を舞台に、日露戦争を戦った軍人たちを描いた歴史小説である。
南雲憲一郎氏は、明治時代の軍人たちの気概に共感し、自らの使命感を奮い立たせているとされる。
「新たな歴史を築く」という決意

統合作戦司令部発足式で、南雲憲一郎司令官は次のように述べた。
「統合作戦司令部は桜の開花とともに出発し、覚悟を新たに、司令部としての新たな歴史を築いていく」
南雲憲一郎氏は、初代統合作戦司令官として、自衛隊の歴史に新たなページを刻む決意を示した。
統合作戦司令官は、旧日本軍では大将に相当する階級であり、南雲憲一郎氏は自衛隊の最高司令官の一人として、日本の防衛を担う重責を背負っている。
批判と課題──統合作戦司令部の権力集中と民主的統制

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統合作戦司令部への権力集中
統合作戦司令部の新設により、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する権限が統合作戦司令官に集中することになった。
権力集中の懸念:
- 統合作戦司令官に権限が集中しすぎるのではないか
- 陸海空の各自衛隊の独自性が失われるのではないか
- 統合作戦司令官の判断が誤った場合のチェック機能はあるのか
統合作戦司令部は、有事の即応性や抑止力の向上を目指すものだが、権力の集中は民主的統制の観点から課題も指摘されている。
シビリアンコントロールの課題
統合作戦司令官は、首相・防衛相の下で陸海空を一元的に指揮する権限を持つ。
しかし、統合作戦司令官が実質的に自衛隊の作戦運用を統括することで、シビリアンコントロール(文民統制)がどのように機能するのかが問われている。
シビリアンコントロールの課題:
- 首相・防衛相が統合作戦司令官の判断を適切にチェックできるのか
- 国会による自衛隊の統制はどのように機能するのか
- 統合作戦司令部の活動の透明性は確保されるのか
統合作戦司令部の新設は、自衛隊の統合運用を加速させるものだが、民主的統制の観点から慎重な監視が必要である。
日米防衛協力と日本の独立性

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統合作戦司令部の新設は、米国の在日米軍統合軍司令部新設と連動している。
日米の指揮統制連携が強化されることで、日本の防衛政策の米国依存が深まる可能性がある。
日本の独立性の課題:
- 有事における日本の指揮権の独立性は担保されるのか
- 米軍との一体的運用で日本が主体的に判断できるのか
- 集団的自衛権の行使との関係はどうなるのか
南雲憲一郎統合作戦司令官は、日米防衛協力を強化しつつ、日本の防衛の独立性を保つという難しい舵取りを求められている。
透明性の確保
統合作戦司令部の活動は、国家安全保障に関わるため、その詳細は非公開とされることが多い。
しかし、民主的統制の観点から、統合作戦司令部の活動の透明性をどのように確保するのかが課題である。
透明性の課題:
- 統合作戦司令部の活動内容はどこまで公開されるのか
- 国会による統制はどのように機能するのか
- 国民が統合作戦司令部の活動を監視する仕組みはあるのか
統合作戦司令部の新設は、日本の防衛体制にとって大きな転換点であり、その活動を監視し続けることが、民主主義を守るために不可欠である。
まとめ──南雲憲一郎と自衛隊統合運用の新時代

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初代統合作戦司令官の重責
南雲憲一郎氏は、2025年3月24日、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部の初代司令官に就任した。
F-15戦闘機パイロットとして航空自衛隊でキャリアをスタートさせ、航空幕僚監部、航空団司令、航空方面隊司令官、統合幕僚副長を歴任し、統合作戦司令官への道を歩んだ。
統合作戦司令官は、旧日本軍では大将に相当する階級であり、南雲憲一郎氏は自衛隊の最高司令官の一人として、日本の防衛を担う重責を背負っている。
陸海空を一元指揮する権力構造

統合作戦司令部の新設により、陸海空3自衛隊を一元的に指揮する権限が統合作戦司令官に集中することになった。
権力の構造:
首相・防衛相
↓
南雲憲一郎統合作戦司令官
↓
陸海空3自衛隊(22万余りの隊員)
↓
日本の防衛
統合作戦司令官は、平時から有事に至るまで自衛隊の作戦運用を統括し、米軍との作戦調整も担う。
統合作戦司令部の新設は、自衛隊の統合運用を加速させ、有事の即応性や抑止力の向上を目指すものである。
日米防衛協力の深化と課題
統合作戦司令部の新設は、米国の在日米軍統合軍司令部新設と連動している。
日米の指揮統制連携が強化されることで、日米防衛協力が深化する一方で、日本の防衛政策の米国依存が深まる可能性もある。
南雲憲一郎統合作戦司令官は、日米防衛協力を強化しつつ、日本の防衛の独立性を保つという難しい舵取りを求められている。
権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、南雲憲一郎統合作戦司令官と統合作戦司令部の動向を今後も追い続ける。
注目ポイント:
- 統合作戦司令部の実際の活動内容
- 陸海空3自衛隊の統合運用の実態
- 米軍との作戦調整の詳細
- シビリアンコントロールの機能
- 統合作戦司令部の透明性
- 南雲憲一郎司令官のリーダーシップ
統合作戦司令部の新設は、日本の防衛体制にとって大きな転換点である。
陸海空3自衛隊を一元的に指揮する権限を持つ統合作戦司令官が、どのようにその権力を行使するのか、そしてその権力に対する民主的統制はどのように機能するのか?
『権力ウォッチ』は統合作戦司令部の活動を監視し、権力と民主主義のバランスを見つめ続ける。


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