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杉田水脈(元衆議院議員)の経歴と「LGBT生産性」発言問題|2025年参院選落選までの軌跡

国会議員

2025年7月21日、自民党の杉田水脈元衆議院議員は参議院選挙比例代表で落選し、政治家としての活動に終止符を打った。

西宮市役所職員から政界入りし、日本維新の会、次世代の党を経て自民党に入党。

安倍晋三元首相の支持を受け、衆議院議員3期を務めた杉田水脈氏は、2018年の「LGBTは生産性がない」という寄稿で全国的な注目を集めた。

その後も、アイヌ民族への侮辱発言、性暴力被害者への中傷、統一教会との関係、そして安倍派裏金問題での政治資金不記載など、数々の問題が指摘され続けた。

2024年の衆議院選挙では比例名簿登載を見送られ、2025年の参院選に転じたが、落選という結果に終わった。

西宮市役所から国会議員へ、そして落選まで──杉田水脈氏の経歴と問題発言の軌跡を徹底解説する。

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  1. 杉田水脈のプロフィール
  2. 詳しい経歴──西宮市役所から政界へ
    1. 鳥取大学農学部と積水ハウス木造入社(1990年)
    2. 西宮市役所勤務と結婚・出産(1992年〜2010年)
    3. 2012年日本維新の会から初当選
    4. 次世代の党へ移籍と2014年落選
  3. 自民党入党と安倍晋三氏の支持──2017年衆院選当選
    1. 2017年自民党入党と比例中国ブロック当選
    2. 安倍晋三氏との近さ──安倍派所属
    3. 2021年衆院選比例単独で再選
    4. 2022年総務大臣政務官就任
  4. 「LGBT生産性」発言問題──2018年新潮45寄稿
    1. 2018年7月「LGBTは生産性がない」寄稿
    2. 全国的な批判の嵐──抗議デモと雑誌廃刊
    3. アメリカ国務省の報告書に記載
    4. 安倍晋三氏の擁護と自民党の対応
  5. アイヌ民族・性暴力被害者への侮辱発言問題
    1. アイヌ民族への「コスプレおばさん」発言
    2. 札幌法務局が「人権侵犯」認定(2023年)
    3. 伊藤詩織氏への中傷「いいね」で敗訴確定
    4. 繰り返される弱者への蔑み
  6. 統一教会との関係と安倍派裏金問題
    1. 統一教会関連施設での講演(2016年、2019年)
    2. 2024年「呉竹会」イベント参加問題
    3. 安倍派裏金問題──1564万円不記載
    4. 党役職停止6か月の処分(2024年4月)
  7. 2024年衆院選比例名簿登載見送りと2025年参院選落選
    1. 2024年衆院選比例名簿登載見送り
    2. 参院選出馬への転換
    3. 2025年3月自民党公認発表──石破首相の釈明
    4. 2025年7月21日参院選落選
  8. まとめ──杉田水脈氏と「問題発言」の軌跡
    1. 西宮市役所から国会議員へ──異色の経歴
    2. 「LGBT生産性」発言が示した人権意識の欠如
    3. 自民党が重用し続けた理由
    4. 権力ウォッチの視点

杉田水脈のプロフィール

項目内容
氏名杉田水脈(すぎたみお)※旧姓:吉岡
生年月日1967年4月22日(58歳・2025年時点)
出身地兵庫県神戸市垂水区(現住所は山口県防府市駅南町)
学歴親和中学校・親和女子高等学校、鳥取大学農学部林学科卒業(1990年)
現職政治活動家、新しい歴史教科書をつくる会理事
前職衆議院議員(3期、2012年〜2021年、2017年〜2024年)、元総務大臣政務官、西宮市役所職員
家族夫、娘(1993年結婚、娘を出産)
特徴「LGBT生産性」発言、アニメ・特撮オタク、安倍派所属、2025年参院選落選

杉田水脈氏は、兵庫県神戸市垂水区に生まれ、鳥取大学農学部を卒業後、積水ハウス木造を経て西宮市役所に勤務した。

2012年に日本維新の会から衆議院議員に初当選し、次世代の党を経て、2017年に自民党から比例中国ブロックで当選。

衆議院議員3期を務めた。

2018年の「LGBTは生産性がない」という寄稿で全国的な注目を集め、その後も数々の問題発言で批判を浴びた。

2024年の安倍派裏金問題で党役職停止6か月の処分を受け、同年の衆議院選挙では比例名簿登載を見送られる。

2025年7月21日、参議院選挙比例代表で落選し、政治家としての活動に終止符を打った。

詳しい経歴──西宮市役所から政界へ

鳥取大学農学部と積水ハウス木造入社(1990年)

杉田水脈氏は1967年4月22日、兵庫県神戸市垂水区に生まれた。

名前の「水脈(みお)」は、万葉集第7巻の「泊瀬川(はつせがは) 流るる水脈(みを)の 瀬を早み ゐで越す波の 音の清(きよ)けく」から父親が命名したと述べている。

親和中学校・親和女子高等学校を経て、1990年、鳥取大学農学部林学科を卒業。

同年4月、積水ハウス木造(1995年に積水ハウスへ吸収される)に入社した。

西宮市役所勤務と結婚・出産(1992年〜2010年)

1992年4月、杉田水脈氏は西宮市役所に入庁した。

1993年に結婚し、娘を出産。

西宮市役所では18年間勤務し、地方公務員としての経験を積んだ。

2010年10月8日、杉田水脈氏は西宮市役所を退職した。

退職の理由は、政治家を志すためであった。

2012年日本維新の会から初当選

https://www.kobe-np.co.jp

2012年12月16日、第46回衆議院議員総選挙が行われた。

杉田水脈氏は、日本維新の会から兵庫6区(小選挙区)に立候補し、初当選。

当時45歳での国会議員デビューとなった。

日本維新の会は、橋下徹大阪市長(当時)と石原慎太郎元都知事が結成した政党で、2012年の衆議院選挙で躍進した。

杉田水脈氏は、従軍慰安婦問題など数々のタブーに切り込み、一躍注目を浴びた。

次世代の党へ移籍と2014年落選

2014年、日本維新の会が分党した際、杉田水脈氏は次世代の党の結党に参加した。

次世代の党では、国会対策副委員長と女性局長に就任。

2014年12月14日、第47回衆議院議員総選挙が行われた。

杉田水脈氏は、次世代の党公認で兵庫6区から出馬したが、落選。

落選後、杉田水脈氏は充電期間に入り、国際NGOの一員として国連の「女子差別撤廃委員会」「人権基本理事会」などで活動を行った。

また、チャンネル桜、チャンネルくらら、チャンネルAJERのキャスターを務めた。

自民党入党と安倍晋三氏の支持──2017年衆院選当選

https://twitter.com/

2017年自民党入党と比例中国ブロック当選

2017年、杉田水脈氏は自民党に入党。

2017年10月22日、第48回衆議院議員総選挙が行われた。

杉田水脈氏は、自民党から比例代表中国ブロックで立候補し、当選を果たした。

自民党入党の背景には、安倍晋三元首相の支持があったとされる。

杉田水脈氏の保守的な考えが、安倍晋三氏と近かったためである。

安倍晋三氏との近さ──安倍派所属

https://friday.kodansha.co.jp/

杉田水脈氏は、自民党内では安倍派(清和政策研究会)に所属した。

安倍晋三元首相の地元である自民党山口県連に所属し、現住所も山口県防府市駅南町となった。

安倍晋三氏は、杉田水脈氏の問題発言について「まだ若いからしっかり注意しながら仕事をしてもらいたい」とかばった。

当時杉田水脈氏は51歳であったが、安倍晋三氏は「まだ若い」と励ましていた。

2021年衆院選比例単独で再選

2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙が行われた。

杉田水脈氏は、自民党から比例代表中国ブロックの単独候補として立候補し、再選を果たした。

比例単独での立候補は、小選挙区での当選が難しいと判断されたためである。

2022年総務大臣政務官就任

https://www.nikkei.com/

2022年8月10日、第2次岸田改造内閣が発足。

杉田水脈氏は、総務大臣政務官に就任した。

岸田文雄首相は、杉田水脈氏の起用について「人事は適材適所だ。政府の一員になった以上、政府の方針に沿って職責を果たしてもらう」と述べた。

しかし、杉田水脈氏の過去の問題発言を理由に、野党からは総務大臣政務官更迭要求が出された。

岸田文雄首相はこれを拒否。

杉田水脈氏は、総務大臣政務官として約1年間務めた。

「LGBT生産性」発言問題──2018年新潮45寄稿

2018年7月「LGBTは生産性がない」寄稿

2018年7月、杉田水脈氏は月刊誌「新潮45」に「『LGBT』支援の度が過ぎる」というタイトルの寄稿を行った。

寄稿の内容:

「LGBTのカップルは子供を生まないため『生産性』がない」
「そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」

この寄稿は、LGBTの人々を「生産性がない」と表現し、税金を投入することに疑問を呈する内容であった。

杉田水脈氏の寄稿は、LGBTの人々やその支援者から猛烈な批判を浴びた。

全国的な批判の嵐──抗議デモと雑誌廃刊

杉田水脈氏の寄稿に対して、全国的な批判の嵐が巻き起こった。

2018年7月27日、東京・自民党本部前で杉田水脈氏の寄稿に抗議するデモが行われ、約5000人が集まった。

「新潮45」には、杉田水脈氏の寄稿を擁護する内容の記事も掲載されたが、さらに批判が拡大。

「新潮45」は、障害者コミュニティや著名な作家からの批判も受け、2018年9月、休刊(事実上の廃刊)を発表した。

アメリカ国務省の報告書に記載

2019年3月、アメリカ合衆国国務省は「国別人権状況報告書2018年版」の中で、杉田水脈氏と新潮45の事例を紹介した。

報告書の内容:

「与党自民党(LDP)国会議員、杉田水脈は7月の雑誌記事で、LGBTQの人々は子供を生まないため『非生産的』であると主張。記事が発表された後、杉田と雑誌に対する大規模な反発の後、出版を中止した。これには障害者コミュニティや著名な作家によるものも含まれる。」

杉田水脈氏の発言は、アメリカ国務省の人権報告書に記載されるという異例の事態となった。

安倍晋三氏の擁護と自民党の対応

杉田水脈氏の「生産性」発言に対して、自民党内でも批判の声が上がった。

しかし、安倍晋三首相(当時)は、杉田水脈氏を擁護。

安倍晋三氏の発言:

「まだ若いからしっかり注意しながら仕事をしてもらいたい」

当時杉田水脈氏は51歳であったが、安倍晋三氏は「まだ若い」と励ました。

自民党は、杉田水脈氏に対する処分を行わなかった。

杉田水脈氏は、謝罪や発言の撤回を行わなかった。

2019年4月16日、日刊ゲンダイは、杉田水脈氏が高円寺駅前に杉並区議会議員選挙の松浦威明候補の応援演説に現れたが、「生産性」問題を批判する人々から「帰れ」コールが起こるなど大混乱となったと報じた。

アイヌ民族・性暴力被害者への侮辱発言問題

アイヌ民族への「コスプレおばさん」発言

杉田水脈氏は、Twitterでアイヌ民族の伝統衣装を着た女性を「コスプレおばさん」と侮辱する投稿に「いいね」を押した。

また、在日コリアンへの侮辱発言も行い、批判を浴びた。

札幌法務局が「人権侵犯」認定(2023年)

2023年、札幌法務局は、杉田水脈氏のアイヌ民族に対する侮辱発言について「人権侵犯」と認定した。

札幌法務局の認定:

杉田水脈氏がTwitterで「いいね」を押した投稿は、アイヌ民族の尊厳を傷つけるものであり、人権侵犯にあたる。

しかし、杉田水脈氏は謝罪や発言の撤回を行わなかった。

伊藤詩織氏への中傷「いいね」で敗訴確定

2015年、ジャーナリストの伊藤詩織氏が性暴力被害を訴えた事件について、杉田水脈氏は伊藤詩織氏を中傷する投稿に「いいね」を押した。

伊藤詩織氏は、杉田水脈氏を提訴した。

裁判で、杉田水脈氏は敗訴し、最高裁で敗訴が確定。

杉田水脈氏は、性暴力被害者への中傷を行ったとして、法的にも責任を問われた。

繰り返される弱者への蔑み

杉田水脈氏は、LGBT、アイヌ民族、在日コリアン、性暴力被害者など、社会的な弱者に対する蔑みを繰り返してきた。

これらの発言は、人権意識の欠如を示すものとして、国内外から批判を浴びた。

しかし、自民党は杉田水脈氏に対する処分を行わず、総務大臣政務官に起用するなど、重用し続けた。

統一教会との関係と安倍派裏金問題

https://news.yahoo.co.jp/

統一教会関連施設での講演(2016年、2019年)

2016年、杉田水脈氏はアメリカ・ニューヨークで講演を行った。

2022年8月15日、杉田水脈氏は総務政務官の就任記者会見で、この講演について「会場が旧統一教会と関係ある施設だとご指摘をいただいたが、どのような施設か当時は存じ上げず、どのような経緯で使用されたのか把握していない」と述べた。

2019年、杉田水脈氏は熊本県内で講演を行った。

この講演について、杉田水脈氏は「現在も関係団体だったという事実は確認できていない。主催団体の役員の一人が旧統一教会の関係者だという指摘はいただいている」と説明。

さらに、杉田水脈氏は「その団体が関係団体であるかどうかは、逆に誰が定義をされるんですかね。役員の一人でも関係者がいたら関係団体になるのかどうかの定義がわかりませんので、これ以上のことは申し上げられないということです」と述べた。

2024年「呉竹会」イベント参加問題

https://x.com/

2024年2月10日、杉田水脈氏は田母神俊雄氏、有村治子氏、今村洋史氏、高須克弥氏、茂木弘道氏らとともに、統一教会幹部の阿部正寿氏が評議員、統一教会幹部のペマ・ギャルポ氏が顧問を務める団体「呉竹会」が主催した「呉竹会大アジアフォーラム」に参加し、スピーチをした。

2024年8月22日、統一教会幹部のペマ・ギャルポ氏が会長を務める団体「アジア自由民主連帯協議会」が主催したシンポジウムで、杉田水脈氏は松原仁氏とともに講演をした。

シンポジウムにはペマ氏も参加し、統一教会の関連団体「世界日報」が取材し記事にした。

安倍派裏金問題──1564万円不記載

https://www.asahi.com/

2024年、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入の裏金問題が発覚。

この裏金問題に伴い、95名超の安倍派議員が政治資金収支報告書の訂正を行った。

安倍派に所属していた杉田水脈氏の資金管理団体「杉田水脈なでしこの会」は、2024年1月31日に、2018〜2020年と2022年に安倍派から寄付された計1564万円が不記載だったとして政治資金収支報告書の訂正を兵庫県選挙管理委員会に届けた。

記載漏れの内訳:

  • 2018年:340万円
  • 2019年:352万円
  • 2020年:318万円
  • 2022年:554万円

2018年、2019年分は収支報告書の保存期限が過ぎており、県公報の記載を訂正した。

訂正した収支報告書の支出先は、スナック、カフェ、居酒屋、カレー屋、カラオケ喫茶、焼肉店、ダイニングバー、串焼き専門店、三越などだった。

党役職停止6か月の処分(2024年4月)

2024年4月4日、自民党は党紀委員会を開き、安倍派と二階派の議員ら計39人の処分を決定。

杉田水脈氏については、半年間の党役職停止とした。

自民党裏金問題に関係する政治家については、以下の記事で詳しく解説している。

2024年衆院選比例名簿登載見送りと2025年参院選落選

2024年衆院選比例名簿登載見送り

2024年10月9日、自民党は衆議院議員選挙(10月27日執行)の第1次公認候補として、小選挙区265人、比例代表14人の計279人の擁立を発表。

自民党は同年の「政治資金パーティー収入の裏金問題」を受けて、同年4月に処分を受けた議員や支部長に限らず、関与した議員に対して比例区との重複立候補を不可とする決定を党本部が出した。

杉田水脈氏は自民党山口県連から比例中国ブロック候補として公認申請が出されていたが、党役職停止6か月間の処分を受けており、この第1次公認に杉田水脈氏は含まれなかった。

同様に比例区単独で擁立する予定であった尾身朝子氏、上杉謙太郎氏とともに処遇を改めて判断することとなった。

2024年10月10日、自民党は杉田水脈氏について衆院選の比例代表名簿への登載を見送る方針を決めた。

杉田水脈氏は2021年衆院選で比例代表中国ブロックの単独候補として当選していたが、2024年の衆院選では比例名簿登載を見送られた。

参院選出馬への転換

2024年10月12日、杉田水脈氏は山口市で記者会見し、2025年の第27回参議院議員通常選挙に全国比例で立候補する意向を表明。

杉田水脈氏は、衆院選には立候補せず、来年夏の参院選に全国比例で立候補する意向を表明した。

衆院選期間中、杉田水脈氏は参院選に向けて「お仲間」の応援に飛び回っていた。

本人のフェイスブックには、山口1区の高村正大氏、東京11区の下村博文氏、長野2区の務台俊介氏、新潟5区の高鳥修一氏、奈良2区の高市早苗氏、大阪4区の中山泰秀氏、東京12区の高木啓氏、神奈川8区の三谷英弘氏、茨城5区の石川昭政氏、愛知15区の根本幸典氏などの応援行脚の様子が掲載された。

しかし、応援に入った候補のうち、選挙区で負けたのは10人中6人であった。

2025年3月自民党公認発表──石破首相の釈明

https://www.nikkei.com/

2025年3月、杉田水脈氏は次期参院選に自民党公認で比例区から立候補することが発表された。

これについて石破茂首相は、杉田水脈氏の差別発言を容認したわけではないという趣旨の釈明をした。

2025年7月21日参院選落選

https://www.yomiuri.co.jp/

2025年7月20日、第27回参議院議員通常選挙の投開票が行われた。

2025年7月21日、杉田水脈氏の落選が確実となった。

参院選結果:

自民党から比例代表に臨んだ橋本聖子元五輪担当相が6選を果たす一方、山東昭子元参院議長、佐藤正久元外務副大臣、杉田水脈元衆院議員は敗北した。

杉田水脈氏は、参院選で落選し、政治家としての活動に終止符を打った。

現在話題、注目されている政治家については、以下の記事で詳しく解説している。

まとめ──杉田水脈氏と「問題発言」の軌跡

https://mainichi.jp/

西宮市役所から国会議員へ──異色の経歴

杉田水脈氏は、鳥取大学農学部を卒業後、積水ハウス木造、西宮市役所という民間企業と地方公務員の経験を経て、45歳で政界入りした。

日本維新の会、次世代の党を経て、自民党に入党。安倍晋三元首相の支持を受け、衆議院議員3期を務めた。

西宮市役所から国会議員へという異色の経歴は、地方公務員の経験を活かした政治活動を期待させるものであった。

しかし、実際には、LGBT、アイヌ民族、在日コリアン、性暴力被害者など、社会的な弱者に対する蔑みを繰り返した。

「LGBT生産性」発言が示した人権意識の欠如

杉田水脈氏の「LGBTは生産性がない」という発言は、人権意識の欠如を示すものとして、国内外から批判を浴びた。

杉田水脈氏の発言の特徴:

  • 「生産性」という経済的な視点でLGBTの人々を評価
  • 子供を生まないことを「非生産的」と表現
  • 税金を投入することに疑問を呈する

この発言は、LGBTの人々を「経済的価値」で評価するという、極めて差別的な内容であった。

アメリカ国務省の人権報告書に記載されるという異例の事態となった。

しかし、杉田水脈氏は謝罪や発言の撤回を行わなかった。

その後も、アイヌ民族、在日コリアン、性暴力被害者など、社会的な弱者に対する蔑みを繰り返した。

自民党が重用し続けた理由

https://www.dailyshincho.jp/

杉田水脈氏は、数々の問題発言にもかかわらず、自民党から重用され続けた。

重用された背景:

  • 安倍晋三元首相の支持
  • 保守的な支持層への訴求力
  • 「タブーに切り込む」というイメージ

安倍晋三氏は、杉田水脈氏の問題発言について「まだ若いからしっかり注意しながら仕事をしてもらいたい」とかばった。

岸田文雄首相は、杉田水脈氏を総務大臣政務官に起用し、野党からの更迭要求を拒否。

しかし、2024年の安倍派裏金問題で党役職停止6か月の処分を受け、同年の衆議院選挙では比例名簿登載を見送られた。

2025年の参院選で自民党公認を受けたが、落選という結果に終わった。

権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、杉田水脈氏の動向を今後も注視する。

注目ポイント:

  • 落選後の政治活動はどうなるのか
  • 自民党との関係は継続するのか
  • 「新しい歴史教科書をつくる会」での活動
  • 問題発言についての総括はあるのか

杉田水脈氏の政治家としての軌跡は、「問題発言」と「自民党の重用」の歴史であった。

LGBT、アイヌ民族、在日コリアン、性暴力被害者など、社会的な弱者に対する蔑みを繰り返しながら、自民党から重用され続けた。

しかし、2024年の安倍派裏金問題を契機に、自民党内での立場は揺らぎ、2025年の参院選で落選という結果に終わった。

杉田水脈氏の政治家としての活動は終わったが、その「問題発言」の軌跡は、日本の政治における人権意識の問題を浮き彫りにした。

社会的な弱者に対する蔑みを繰り返す政治家を重用し続けた自民党の責任も問われるべきである。

権力者の言動を監視し、人権意識の欠如を指摘し続けることが、民主主義を守るために不可欠である。

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