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内倉浩昭(第8代統合幕僚長)の経歴と自衛隊制服組トップの権力構造|F-15パイロットから防衛最高司令官への道

自衛隊幹部

2025年8月1日、自衛隊制服組トップの第8代統合幕僚長に内倉浩昭氏が就任した。

統合幕僚長は、陸海空22万人の自衛隊を統括し、防衛大臣を補佐する最高の専門的助言者である。

鹿児島県垂水市出身、鹿屋高校から防衛大学校第31期を経てF-15戦闘機パイロットとして航空自衛隊でキャリアをスタートさせた内倉浩昭氏は、飛行時間3,000時間を超え、1998年の戦技競技会で個人優勝を果たした。

航空自衛隊出身の統合幕僚長は11年ぶり。2025年3月に創設された統合作戦司令部との連携、中国・北朝鮮の軍事的脅威への対応、そして防衛力の抜本的強化──

内倉浩昭氏の経歴、統合幕僚長の権力構造、そして自衛隊が直面する安全保障上の課題を徹底解説する。

内倉浩昭のプロフィール

https://www.nikkei.com/

項目内容
氏名内倉浩昭(うちくらひろあき)
生年月日1965年1月11日(60歳・2025年時点)
出身地鹿児島県垂水市
学歴鹿児島県立鹿屋高等学校卒業、防衛大学校第31期卒業(1987年3月)
現職第8代統合幕僚長(2025年8月1日就任)
前職第37代航空幕僚長(2023年3月30日〜2025年7月31日)
階級空将
主な経歴F-15戦闘機パイロット、第5航空団司令兼新田原基地司令、航空幕僚監部防衛部長、航空幕僚副長、航空総隊司令官、航空幕僚長
専門分野戦闘機操縦、防衛政策、統合運用
飛行時間累計3,000時間超(F-15戦闘機)
特記事項1998年戦技競技会個人優勝、航空自衛隊出身の統合幕僚長は11年ぶり

内倉浩昭氏は、1987年に防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入隊し、F-15戦闘機のパイロットとして対領空侵犯措置などの任務に従事。

その後、航空幕僚監部や各基地司令、航空方面隊司令官の要職を歴任し、2023年3月に第37代航空幕僚長に就任、2025年8月1日に第8代統合幕僚長に就任した。

詳しい経歴──F-15パイロットから統合幕僚長へ

鹿児島県垂水市での生い立ちと防衛大学校

内倉浩昭氏は1965年1月11日、鹿児島県垂水市に生まれた。

垂水市は鹿児島湾に面した人口約1万3,000人の小さな町である。

内倉浩昭氏は1983年、鹿児島県立鹿屋高等学校を卒業。

鹿屋高校は鹿児島県内の公立進学校であり、内倉浩昭氏は当時、鹿児島市内の名門・鶴丸高校にも合格圏内だったが、父親の勧めで地元の鹿屋高校を選んだとされる。

「パイロット志望なら地元の空を毎日見上げる環境が必要だ」という父親の言葉が、内倉浩昭氏の進路を決めた。

1983年、内倉浩昭氏は防衛大学校(第31期)に入学。

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防衛大学校では理工学専攻を選び、厳しい訓練と学業に励んだ。

1987年3月、内倉浩昭氏は防衛大学校を卒業し、航空自衛隊に入隊。

F-15戦闘機パイロットとしての活躍

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1987年、内倉浩昭氏は航空自衛隊に入隊後、F-15戦闘機のパイロットとなった。

F-15は航空自衛隊の主力戦闘機であり、パイロットになるための選抜は極めて厳しい。

防衛大学校の同期55名のうち、F-15に配属されたのはわずか7名であった。

内倉浩昭氏はF-15パイロットとして、飛行時間累計3,000時間を超える実績を積み上げた。

1998年には戦技競技会で個人優勝を果たし、航空自衛隊のエースパイロットとしての地位を確立した。

F-15パイロットの厳しさ:

  • 高Gに耐える体力と精神力
  • 瞬時の判断力と操縦技術
  • 厳しい訓練と常に死と隣り合わせのリスク
  • 40歳前後で戦闘機パイロットとしての現役を退くのが一般的

内倉浩昭氏は、「汗は平時に流せ」という米空軍の格言を胸に、座学・実技とも徹底的に地上準備に時間を投下し、後輩指導でも同じ姿勢を貫いた。

防衛畑での勤務と幹部への昇進

F-15パイロットとしてのキャリアを積んだ内倉浩昭氏は、その後、航空幕僚監部で防衛畑の勤務に就いた。

主な経歴:

  • 1987年3月:防衛大学校(第31期)卒業、航空自衛隊入隊
  • F-15戦闘機パイロット
  • 2010年7月:航空幕僚監部 防衛部 防衛課長
  • 2012年12月:第5航空団司令 兼 新田原基地司令(宮崎県)
  • 2014年8月:航空総隊司令部 防衛部長
  • 2015年8月:統合幕僚監部 防衛計画部副部長
  • 2016年7月:航空幕僚監部 防衛部長
  • 2018年8月:防衛装備庁 長官官房装備官(航空担当)
  • 2019年12月:航空幕僚副長
  • 2020年8月:航空総隊司令官
  • 2023年3月30日:第37代航空幕僚長に就任
  • 2025年8月1日:第8代統合幕僚長に就任

内倉浩昭氏は、防衛政策の立案や装備調達など、航空自衛隊の中枢で重要な役割を担った。

特に、航空総隊司令官として、日本の防空を統括する立場に就いたことは、内倉浩昭氏のキャリアにおいて重要な節目となった。

航空幕僚長就任と統合幕僚長への道

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2023年3月22日、内倉浩昭氏は第37代航空幕僚長に任命された。

航空幕僚長は、航空自衛隊のトップであり、防衛大臣を補佐し、航空自衛隊の隊務を統括する。

航空幕僚長時代の主な実績:

  • 多国間の防衛協力の推進
  • T-4練習機墜落事故への対応
  • 統合作戦司令部創設に向けた準備

2025年5月14日、愛知県犬山市でT-4練習機が墜落し、搭乗員2名が死亡する事故が発生。

内倉浩昭氏は航空幕僚長として、事故対応と原因究明、そして飛行再開に向けた判断を下した。

事故原因が完全に解明されていない中での飛行再開には批判もあったが、内倉浩昭氏は「パイロットの育成や技量維持を妨げる側面もある」として、飛行再開の判断を下した。

2025年7月15日、政府は閣議で、吉田圭秀統合幕僚長の勇退を認め、後任に内倉浩昭航空幕僚長を充てる人事を了承した。

2025年8月1日、内倉浩昭氏は第8代統合幕僚長に就任。

航空自衛隊出身の統合幕僚長は、2014年に退任した岩崎茂氏以来、11年ぶりである。

統合幕僚長とは──自衛隊制服組トップの役割

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統合幕僚長の権限と責任

統合幕僚長は、自衛隊制服組のトップである。

陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長の上に立ち、陸海空自衛隊の統合運用を統括する。

統合幕僚長の役割:

  • 防衛大臣を補佐する最高の専門的助言者
  • 陸海空自衛隊の運用に関し、防衛大臣の指揮命令を執行
  • 部隊運用に際し、陸海空の各幕僚長から提供された部隊を指揮
  • 米軍との調整役

統合幕僚長は、自衛隊の最高位にあり、防衛大臣の指揮監督を受ける。

防衛大臣を補佐する最高の専門的助言者

統合幕僚長は、防衛大臣を補佐する最高の専門的助言者である。

軍事専門的見地から、防衛大臣に対して助言を行い、政策決定に関与する。

具体的な役割:

  • 安全保障環境の分析
  • 防衛力整備計画の立案
  • 作戦計画の策定
  • 危機管理への対応

統合幕僚長の助言は、日本の防衛政策に直接影響を与える。

陸海空自衛隊の統合運用を指揮

統合幕僚長は、陸海空自衛隊の統合運用を指揮する。

2006年に統合幕僚監部が設置されるまで、陸海空の各自衛隊はそれぞれ独立して運用されていた。

しかし、現代の安全保障環境では、陸海空の統合運用が不可欠である。

統合運用の重要性:

  • 領域横断作戦(宇宙・サイバー・電磁波を含む)
  • 迅速な事態対応
  • 各自衛隊の能力を最大限に発揮

統合幕僚長は、陸海空の各幕僚長と連携し、統合運用の実効性を高める役割を担う。

米軍との調整役

https://www.mod.go.jp/

統合幕僚長は、米軍との調整役でもある。

日本の安全保障の基軸は日米同盟であり、統合幕僚長は米インド太平洋軍司令官のカウンターパートとして、日米の軍事協力を推進する。

米軍との連携:

  • 日米共同訓練の実施
  • 情報共有
  • 作戦調整
  • 有事における共同対処

統合幕僚長は、米軍との信頼関係を構築し、日米同盟の実効性を高める重要な役割を担う。

統合作戦司令部の創設──自衛隊史上最大の組織改編

https://topics.smt.docomo.ne.jp/

統合作戦司令部とは何か

2025年3月24日、陸海空自衛隊を一元的に指揮する「統合作戦司令部」が東京・市ヶ谷に創設された。

統合作戦司令部は、陸海空自衛隊の部隊を平素から一元的に指揮する常設の司令部である。

統合作戦司令部の役割:

  • 陸海空・宇宙・サイバー・電磁波などの領域における統合作戦の遂行
  • 防衛大臣の命令を受け、所要の指揮官に任務を付与
  • 反撃能力(敵基地攻撃能力)の運用
  • 米インド太平洋軍との共同作戦の調整

統合作戦司令部の創設は、2006年の統合幕僚監部設置以来の自衛隊史上最大の組織改編である。

初代統合作戦司令官には、航空自衛官の南雲憲一郎空将が任命された。

https://www.jiji.com

統合作戦司令官・南雲憲一郎氏については、以下の記事で詳しく解説している。

創設の背景と目的

https://mainichi.jp/

統合作戦司令部が創設された背景には、日本を取り巻く安全保障環境の急速な悪化がある。

安全保障環境の変化:

  • 中国の軍事力増強と海洋進出
  • 北朝鮮の弾道ミサイル開発
  • 台湾有事のリスク
  • 宇宙・サイバー・電磁波などの新領域への対応

2022年12月に策定された国家安全保障戦略など安保関連3文書では、統合運用の実効性を強化するため、陸海空自衛隊の一元的な指揮を行う常設の統合司令部を創設することが盛り込まれた。

統合作戦司令部の目的:

  • 平素から有事まであらゆる段階における統合運用の実現
  • 迅速な事態対応と意思決定
  • 領域横断作戦の能力向上
  • 米軍との連携強化

統合作戦司令部の創設により、自衛隊は平素から有事まで切れ目のない対応が可能になる。

統合幕僚長と統合作戦司令官の役割分担

統合作戦司令部の創設により、統合幕僚長と統合作戦司令官の役割分担が明確化された。

統合幕僚長の役割:

  • 防衛大臣を補佐する最高の専門的助言者
  • 戦略レベルの政策立案
  • 統合作戦司令部への指揮命令の伝達

統合作戦司令官の役割:

  • 部隊の一元的な指揮
  • 作戦レベルの作戦構想の立案
  • 米インド太平洋軍との共同作戦の調整

統合幕僚長は、統合作戦司令部の創設により、防衛大臣の補佐に専念できるようになった。

一方、統合作戦司令官は、部隊運用に専念する。

内倉浩昭統合幕僚長が直面する課題

内倉浩昭統合幕僚長は、統合作戦司令部が創設されてから5か月後に就任した。

内倉浩昭統合幕僚長が直面する課題:

  • 統合幕僚監部と統合作戦司令部の役割分担の最適化
  • 統合運用体制の実効性向上
  • 2027年までに「日本が主体的に侵攻を防ぎ、排除できる態勢」を整える
  • 防衛力の抜本的強化を推進

内倉浩昭統合幕僚長は着任式で、「一層のスピード感を持って、防衛力の抜本的強化を推し進めなければいけない」と隊員に訓示した。

内倉浩昭統合幕僚長は、統合幕僚監部と統合作戦司令部を中核とした統合運用体制の最適化と実効性向上を目標に掲げている。

内倉浩昭統合幕僚長の重点政策──5つの柱「I」

https://trafficnews.jp/

内倉浩昭統合幕僚長は、着任に際して、アルファベットの「I」で始まる5つの柱を重視事項として掲げた。

Integration(統合)

統合運用体制の最適化と実効性向上

内倉浩昭統合幕僚長は、統合幕僚監部と統合作戦司令部を中核とした統合運用体制の最適化と実効性向上を最優先課題としている。

統合作戦司令部が創設されたばかりであり、統合幕僚監部との役割分担や連携を円滑に進めることが重要である。

Information(情報)

情報収集・分析能力の強化

現代の安全保障において、情報は最も重要な要素である。

内倉浩昭統合幕僚長は、情報収集・分析能力の強化を重視している。

情報の重要性:

  • 中国や北朝鮮の軍事動向の把握
  • サイバー攻撃への対応
  • 宇宙領域での監視能力

Innovation(革新)

新技術の導入と組織の変革

内倉浩昭統合幕僚長は、AI、無人機、宇宙・サイバー技術など、新技術の導入を推進する。

また、組織文化の変革も重要な課題である。

革新の必要性:

  • 防衛力の質的向上
  • 人口減少社会における効率的な防衛力整備
  • 技術革新への迅速な対応

Integrity(誠実さ)

隊員の士気と規律の維持

内倉浩昭統合幕僚長は、隊員の士気と規律の維持を重視している。

自衛隊の信頼は、隊員一人ひとりの誠実さによって支えられている。

誠実さの重要性:

  • 国民の信頼を得る
  • 隊員の安全を守る
  • 組織の規律を維持

International(国際)

同盟国・同志国との連携強化

内倉浩昭統合幕僚長は、米国を始めとする同盟国・同志国との連携強化を重視している。

日本の安全保障は、国際的な協力なしには成り立たない。

国際連携の重要性:

  • 日米同盟の深化
  • オーストラリア、インド、欧州諸国との協力
  • 多国間訓練の実施
  • 情報共有と相互運用性の向上

内倉浩昭統合幕僚長は、これら5つの柱を重視し、隊務運営を行っていく。

日本が直面する安全保障上の課題

内倉浩昭統合幕僚長は、着任に際して、日本が直面する2つの大きなリスクを指摘した。

中国の軍事的脅威

第一は、地政学的リスクである。

中国は急速に軍事力を増強し、海洋進出を強めている。

中国の軍事活動:

  • 東シナ海・南シナ海での軍事活動の活発化
  • 台湾周辺での軍事演習
  • 尖閣諸島周辺での領海侵入
  • ロシアとの軍事連携

中国の軍事的脅威は、日本の安全保障にとって最大の懸念事項である。

内倉浩昭統合幕僚長は、中国の動きを注視し、自衛隊の即応態勢を強化している。

北朝鮮の弾道ミサイル

北朝鮮は、弾道ミサイルの開発を進めており、日本に対する脅威となっている。

北朝鮮の軍事活動:

  • 弾道ミサイルの発射実験
  • 核開発の継続
  • 日本を射程に収める短距離弾道ミサイル

内倉浩昭統合幕僚長は、北朝鮮の弾道ミサイルへの対応として、ミサイル防衛システムの強化を進めている。

自然災害への対応

第二は、大きな自然災害のリスクである。

日本は地震大国であり、首都直下地震や南海トラフ地震のリスクが指摘されている。

自然災害への備え:

  • 首都直下地震(30年以内の発生確率70%)
  • 南海トラフ地震(30年以内の発生確率70〜80%)
  • 台風や豪雨などの気象災害

自衛隊は、災害派遣において重要な役割を果たす。

内倉浩昭統合幕僚長は、災害対応能力の向上を重視している。

防衛力の抜本的強化

内倉浩昭統合幕僚長は、2027年までに「日本が主体的に侵攻を防ぎ、排除できる態勢」を整えることを目標としている。

防衛力強化の具体策:

  • 反撃能力(敵基地攻撃能力)の整備
  • 統合運用体制の強化
  • 宇宙・サイバー・電磁波などの新領域への対応
  • 弾薬・燃料などの備蓄強化

内倉浩昭統合幕僚長は、「一層のスピード感を持って、防衛力の抜本的強化を推し進めなければいけない」と述べている。

内倉浩昭の人物像とプライベート

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F-15パイロットとしての誇り

内倉浩昭統合幕僚長は、F-15戦闘機パイロットとしてのキャリアに誇りを持っている。

飛行時間累計3,000時間を超え、1998年の戦技競技会では個人優勝を果たした実績は、内倉浩昭氏のパイロットとしての能力の高さを示している。

内倉浩昭統合幕僚長は、「汗は平時に流せ」という米空軍の格言を胸に、常に地上準備を徹底してきた。

この姿勢は、後輩指導においても貫かれ、組織全体の練度向上に寄与した。

鹿児島県出身者としての地元愛

内倉浩昭統合幕僚長は、鹿児島県垂水市出身である。

統合幕僚長就任後、地元の鹿児島県メディアは内倉浩昭統合幕僚長の就任を大きく報じた。

鹿児島県出身者が自衛隊のトップに就任したことは、地元にとって誇らしいニュースである。

家族とプライベート

内倉浩昭統合幕僚長の家族やプライベートについては、多くが非公開となっている。

自衛隊の高級幹部は、安全保障上の理由から、家族情報を公開しないことが一般的である。

後輩への指導姿勢

内倉浩昭統合幕僚長は、後輩への指導に熱心であることで知られている。

航空自衛隊のパイロットたちは、内倉浩昭統合幕僚長を「尊敬できる先輩」として慕っている。

内倉浩昭統合幕僚長の指導姿勢:

  • 地上準備を徹底する
  • 後輩の自主性を尊重する
  • 組織全体の練度向上を重視する

内倉浩昭統合幕僚長は、統合幕僚長として、自衛隊全体のリーダーシップを発揮することが期待されている。

まとめ──内倉浩昭統合幕僚長と自衛隊の未来

https://news.yahoo.co.jp/

F-15パイロットから統合幕僚長へ

内倉浩昭統合幕僚長は、鹿児島県垂水市の小さな町から、F-15戦闘機パイロットとして空を飛び、自衛隊制服組トップの統合幕僚長へと上り詰めた。

飛行時間累計3,000時間を超え、1998年の戦技競技会で個人優勝を果たした実績は、内倉浩昭統合幕僚長のパイロットとしての能力の高さを示している。

航空自衛隊出身の統合幕僚長は11年ぶりであり、内倉浩昭統合幕僚長への期待は大きい。

統合作戦司令部との連携強化

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内倉浩昭統合幕僚長の最大の課題は、2025年3月に創設された統合作戦司令部との連携強化である。

統合幕僚監部と統合作戦司令部の役割分担を最適化し、統合運用体制の実効性を向上させることが求められている。

統合作戦司令部の創設は、自衛隊史上最大の組織改編である。

内倉浩昭統合幕僚長は、統合作戦司令部との連携を強化し、平素から有事まで切れ目のない対応を可能にする。

防衛力の抜本的強化への挑戦

内倉浩昭統合幕僚長は、2027年までに「日本が主体的に侵攻を防ぎ、排除できる態勢」を整えることを目標としている。

中国の軍事的脅威、北朝鮮の弾道ミサイル、そして自然災害への対応──

日本が直面する安全保障上の課題は山積している。

内倉浩昭統合幕僚長は、「一層のスピード感を持って、防衛力の抜本的強化を推し進めなければいけない」と述べている。

権力ウォッチの視点

『権力ウォッチ』は、内倉浩昭統合幕僚長と自衛隊の動向を今後も追い続ける。

注目ポイント:

  • 統合作戦司令部との連携の実態
  • 防衛力強化の具体的な進捗
  • 中国・北朝鮮への対応
  • 米軍との連携強化
  • 自衛隊の組織文化の変革

統合幕僚長は、政治的な権力ではなく、軍事的な権力のトップである。

しかし、統合幕僚長の判断は、日本の安全保障政策に直接影響を与える。

内倉浩昭統合幕僚長がどのように統合運用体制を強化し、防衛力を向上させるのか──

自衛隊のトップとしての手腕が問われている。

『権力ウォッチ』は、内倉浩昭統合幕僚長の動向を中立な立場で監視し、報道し続ける。

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